いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

これがまあされど津軽のりんごかな(あ)

●今年の十代ニュース。その2。

 市の交通指導員を引き受ける。

 だって、なり手がいないんだもん。市の職員も困ってた。だから、私がその荷を背負えば済むと思った。

 引き受けたら制服が貸与された。貸与どころかすべて新品。

 新品はいいが、靴に困った。サイズを訊かれた時に、ひと回り大きいサイズを頼めばよかった。履くと痛い。爪先じゃなくて踵。

 靴擦れです。本当は履きたくないけど、履かないと仕事にならないから我慢して履いてる(指導員は制服に身を包まなければいけない)。それで、両足の中指の爪下が赤黒く変色した。

 任期は二年ある。ああ、もう一年我慢するのかとほほ。

●今年の十代ニュース。その3。

 11/3(金)は「文化の日」。その日、隣の自治会で山車を出すというので助っ人に出かけた。

 そうしたら、大変なことが起こった。

 私の担当する山車が狩野川支流の橋を渡った先で横転したのである。

 その時の様子が全国版ニュースで流れ、たちどころに全国民が知ることとなった。

 山車が横転した時、私は現場にいなかった。狭い尾根道の交通整理をしていて、そのため現場への到着が遅れた。

 町内会公民館の向かいが山車の倉庫になっていて、山車はそこから引き出され、車上でしゃぎりの演奏が行われていた。それだけ見ると、伝統的なのどかな村祭りの風景だが、実際はそうではなかった。数分後に、その山車が横転するとは夢にも思わなかった。

 山車は1号車、2号車と二基あった。

 倉庫を先に出たのは私が担当する2号車だった。山車は尾根道の辻に差し掛かり、そこで1号車と2号車が入れ替わる手筈だった。が、1号車が辻を曲がりきれず、そのまま2号車が坂を下ることに。つまり、順番を入れ替えることなしに、1号車は”置いてけ堀”を食らう形になってしまった。私はその辻で交通整理をしていたのである。

 私が交通整理をしている間に、2号山車は広い道路に出て、再び細い道へ入っていた。山車は家並に隠れて見えないが、しゃぎりの笛太鼓は聞こえていた。ああやってるなと思いながら後を追いかけたら、しゃぎりの演奏が俄に途絶えた。と、現場から走って来た人が取り乱しながら私に「山車がひっくり返った」と知らせてくれた。これは大変なことになったと走ったが、靴擦れが痛くて走ろうにも走れない。

 それでも足を引き摺りながら現場へ急行したら、消防着を着た人が側溝から意識のない人を引っ張り出して人工呼吸を施していた。でもその人の意識は戻らなかった。後で聴いたら、その人は救急車で運ばれた病院で息を引き取ったということだった。

 

【きょうの一枚】青森の兄が送ってくれたりんご。

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 段ボール箱にりんごがこんなに詰まってた。

 ♪箱に揺られて汽車ポッポ 暖か伊豆へと着きました♪

 今は「汽車ポッポ」じゃなくて「宅配トラック」ですね。

 その宅配も、今やドローンにとって代わられようとしています。

 ♪りんご りんご りんご 空をドローンが運びます♪って、そんな時代が来るんでしょうか。そうなったら誰がドローンを操縦するんでしょう。 

 

【書】「膳」ゼン・かしわ(No.1,637)

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 月(肉)と善(ゼン。よく整える意)とで、とりそろえたうまい肉料理の意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)

 

【ディジタル画】『道草』九十八(No.1,077)

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 島田に頼まれた男は、年の瀬に再び健三宅を訪ねた。人を使って健三に無心を迫る。健三は「出せないものは出せない」と断る。が、島田に頼まれたその男も食い下がる。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.357)

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 江戸の変体仮名第20弾。「と」の部。

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 『道中膝栗毛発端』に出てくる。ここに登場する変体仮名は「先え行(く)こゝろにはねやほとゝぎす 桜木亭金丸」と読める。意は、旅中の心は、先方へはやる。ほととぎすも、羽根ひるがえして、その先へ飛んでみてくれ。

 金丸は、「桜花亭」「さくら木」などと冠して、『膝栗毛』七編から『続膝栗毛』にかけて、多く狂歌の画賛を送っている。

 

【タイムラプス】令和5年12月31日(日)7:19〜14:20の韮山方面の雨空。26秒。

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 この年末年始、大磯のお兄ちゃんが伊豆へ遊びに来ていて、一日3食の食事作りが復活した。

 昼飯を作っていたら、タイムラプス撮影を終了させるのをすっかり忘れてた。