いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

お帰りと退院庭の百日紅(あ) 

【きょうの一枚】伊豆保健医療センター。

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 私が入院していた病院(8/16〜8/26)。

 きょう(8/26)退院した。

 担当の先生が、「折れた骨はまだくっついてないけど、思いの外の回復力で、傷の手当てはしなくてもいいところまで元に戻った。右肩も十分上がるし、残った傷は右肘だけだから、そこは自分でも処理できるでしょう。塗り薬を用意しておくからそれを塗ればいい。絆創膏は百均で買える。では、退院の手続きを取ります」と言ってくれた。

 ありがたい。これで晴れて娑婆に出られる。

 伊豆の家で寝泊まりしているカミさんに連絡して、車で迎えにきてくれるよう頼む。

 会計を済ませ、玄関外のベンチで待っていたらカミさんの車がやって来た。

 「どこか、行くとこない?」と訊くから、

 「本屋に行きたい。それと、床屋に行って予約を取りたい」

 と言って、本屋で昨日(8/25)発売だったコミック誌を買い、その足で床屋の予約を取った。

 床屋が予約を取るようになったのは、床屋のお母さんの足が弱くなって、朝から店に立つ自信がなくなってきたから。前回散髪してもらった時にそう言われた。これからはどんどん足腰が弱くなる一方だし、以前のような予約なしに戻るのはもう無理じゃないかな。私より10上だから、そうかもう80になるんだものね。

 予約を入れて外に出たら、カミさんの車がない、ない。私を下ろしてそのままスーパーに行ったかな。仕方がない歩いて帰るか。そう思ってテクテク歩き出したら、お寺脇の坂道を上り切ったところで、下から来た知り合いの奥さんの車が停まった。家まで送るから乗ってけと言う。お言葉に甘えて乗せてもらうと、家にはカミさんの車が既にあった。どういうこと? 私を見捨てて自分だけ家に戻ったということ?

 そうか、私はお邪魔虫なんだ。勝手にバイクで転けて、勝手に病院に入って、勝手に退院を決めて勝手にカミさんを呼ぶ。神奈川に住むカミさんにしてみればたまったもんじゃない。

 病院には20日ほど世話になったことになるか。こんなに長く病院に入ったのは初めてだ。

 朝昼晩ずっと病院内で過ごしてきたから、外気の様子が判らなかった。病院の外に出て、外はまだこんなに暑いんだと知った。残暑か。もう秋なのにまだ夏の暑さが残っている。季節感がなくなってしまいそうだ。

 でも、久々に外気に触れて、なんだか生き返った気分になる。その気分のまま炎天のアスファルトを一歩一歩歩きながら、空き地に蔓延る雑草に声をかける。お前ら元気だったか。

 病院を出たことで、家のWi-Fiが使えるようになりました。これまでお休みだった「書」「ディジタル画」「昭和の風景」「タイムラプス」を復活させます。

 どうか、これまで同様お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

【書】お休み。

【ディジタル画】お休み。

【昭和の風景】お休み。

【タイムラプス】お休み。