いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ちやんばらの仇はいづこ夏蜜柑(あ)

 1/19(木)、芥川賞直木賞の選考委員会が開かれ、その席で第168回直木賞が決まった。速報扱いだった。
 一年前は今村翔吾さんと米澤穂信さんのダブル受賞だったが、今回も小川哲さんと千早茜さんの作品がダブルで受賞した。ご両人とも、直木賞受賞どうもおめでとうございます。
 先立つものがないので、来月の『オール讀物』合併号(文藝春秋)の発売を待つことにします。そこに掲載される選考委員の選評を読むのも楽しみです。
 なんたって、選考委員の顔ぶれがすごい。錚々たるメンバーです。
 浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき、だもの。
 こういう方々の目に留まるような作品なんて、所詮無理無理書けるわけがない。


【今日の一枚】庭の甘夏。

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 庭の甘夏です。今年もたわわに実りました。
 一度も手入れしたことないけど、時期が来ればこうして色づき実を結ぶ。庭木としても実に育てやすい。
 食べ頃は蛍が飛び交う頃あたりですかね。真ん中から真っ二つに包丁で割って、果肉を抉り出し、そこに鯵のなめろうを突っ込みます。つまり、甘夏の分厚い皮を器として使うんですね。
 食す時に取り出した果肉を潰しそれに醤油と酢を混ぜて汁を作る。そこへなめろうを箸で摘んでちょいと汁をつけて口に放り込む。これ、千葉・九十九里浜の漁師の食い方だそうです。テレビで紹介されていたのを見て、旨そうだったので自分でも作ってみた。作って、食って、酒をちびりと飲ったら……これが病みつきいやあ美味。早くその時期来ないかな。
 かつては孫どものチャンバラの仇にされた甘夏だけど、孫どもも成長したとみえて、甘夏に一切ちょっかいを出さなくなった。いいのに、少しくらいちょっかい出しても。 


【書】「族生」ゾクセイ(No.1,313)

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 「むらがり生える。簇生(ソウセイ)。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「族」は、矢と〓(族から矢のパーツを取り除いた形。はた)とで、軍旗のもとに矢を集める意、ひいて、あつまる意。転じて「やから」の意に用いる。
 「生」は、草木が地上に芽ばえる形にかたどり、「はえる」意、ひいて「うまれる」「いのち」の意を表す。


【ディジタル画】『それから』 十六の二(No.753)

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 三千代が代助を訪ねて来る。
 代助「貴方は夫程僕を信用してゐるんですか」
 三千代「信用してゐなくつちや、斯うして居られないぢやありませんか」
 代助、何をぐずぐずしている。船はもう港を出てしまったぞ。


【昭和の風景】37

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 大相撲栃若時代。左が初代若乃花で右が栃錦。全勝無敗同士の千秋楽横綱対決で「強くてうまいのが若乃花、うまくて強いのが栃錦」という名言が飛び出た。 
 テレビはまだ白黒の時代で、テレビを持っている家は村にまだ数えるほどしかなかった。そんな中、祖母に連れられて名士の家までテレビ(相撲)を見せてもらいに行ったことを覚えている。ところで、祖母はどっちに勝って欲しかったんだろう。青森県出身の若乃花かな、東京都出身の栃錦かな。


【タイムラプス】1月21日(土)6:37〜8:52の伊豆長岡の空。33秒。

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【新型コロナ】1/21(土)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→79,018(前週同曜日比 −53,342)
累計感染者数→32,001,944
死亡者数→65,419(前日比 +319)
<静岡県>
新規感染者数→3,505(前週同曜日比 −2,229)