いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小正月火守る顔を火照らせて(あ)

【今日の一枚】地区の「お焚き上げ」。

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 伊豆半島でもどんど焼きが復活の兆しを見せている。きのう(1/14)のテレビでも、西伊豆の幼稚園児が自前でこしらえた(こしらえさせられた)餅を柳の枝にくっつけて焼いている映像が幾度も流された。本当は一度きりの行事だが、それを幾度も流されると何度も行っていると錯覚する。テレビ局は一度撮った映像を何度も使い回しするからそうなる。
 うちで集めた正月飾りは、きのうの雨でぐっしょり濡れてなかなか火がつかなかった。そこで携帯バーナーで強引に燃やす。門松に使った孟宗竹は割ってお焚き上げの炎の上に乗せた。割らないで火にくべると竹は破裂する。
 火が燃えている間は、火守りを兼ねて御神酒を振る舞う。中には酒癖の悪い人がいて、その後始末ときたら火よりも厄介だ。まあ、私も人のことを言えた義理ではないが、ひとまず今回は御神酒とちょっとしたつまみを用意する立場なので酒癖にも少しブレーキがかかったみたい。 


【書】「巣居」ソウキョ(No.1,307)

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 「鳥のように木の上に家を作って住むこと。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「巣」は、木の上に鳥の巣があるさまで、「す」の意を表す。
 「居」は、尸(しり=尻)と、音を表す古(コ。キョは変化した音。よる意→拠)とで、しりを落ち着けて動かない意、ひいて「いる」意を表す。


【ディジタル画】『それから』 十五の一(No.747)

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 代助は自宅に三千代を呼んで思いのたけを語る。その翌日、代助は「賽(さい)を思ひ切つて投げた人の決心を以て起きた」。とうとう「賽は投げられた」。
 父を捨て、兄を捨て、嫂を捨て、親友の平岡を捨て、親友に嫁いだ三千代と二人の人生を選んだ代助の覚悟やいかに。
 今回は、Conncepts6.0「水彩A1」ブラシで描いてみた。滲みがない分、画力の巧拙が露骨に出ます。でも、漫画のタッチにはこの方が適しているかもしれない。


【昭和の風景】31

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 今、私の手元に一葉の写真がある。
 涎を垂らしながら産衣姿のまま裸足で三輪車に乗っている。横には笑顔で立ち膝をした母が写っている。背景には何本も積み重なった太い丸太が見える。丸太が置かれてあるのは国道4号線だろうか。
 写真は、たぶん家の前の空き地で撮ったものだと思う。だとすると、丸太が積まれてあるのは私の家の前のはずだが、私には家の前に丸太が積まれた記憶はない。だから、三輪車に乗っているのは私じゃないかもしれない。
 今回の写真は昭和35年に撮ったものだという。だとすると、三輪車を漕いでいる少女は、私より少し年上の方か。
 その方は今もご存命なのだろうか。ご存命なら、今頃、どこでどういう暮らしをされているのだろう。
(昭和35年)


【タイムラプス】1月15日(日)朝早くから「お焚き上げ」の準備でわさわさしていた。昼は酒を抜くのにゴロンと横になっていた。で、ごめん、タイムラプスを撮り忘れた。


【新型コロナ】1/15(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→107,139(前週同曜日比 +59,886)
累計感染者数→31,438,179
死亡者数→63,007(前日比 +194)
<静岡県>
新規感染者数→5,304(前週同曜日比 +3,880)