いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

木枯や松ぼっくりがあつたとさ(あ)

 「今年は県内各地の小学校で創立150周年記念式典が相次いで開かれている。明治から令和へと五つの時代を歩み、戦争や地震などの災害、コロナ禍を乗り越えてきた歴史を思えば感慨深い。……」

 これは、12/1の『東奥日報』コラム「天地人」の冒頭。

 『東奥日報』といえば、青森を代表する新聞。新聞に目を通すようになってからはずっと『東奥日報』一筋だった。

 地元の小学校も150周年を迎え、寄付が回ってきた。記念として児童が壁画を拵える資金にするのだという。情報を得て私も遅ればせながら寄付に加わった。

 どんな壁画ができるか楽しみだが、どんなでもいい、その思い出をずっと忘れないでほしい。それだけが私の願いである。

 あの時、あああんなことやったなあ、という思い出が心に残ってくれればそれでいい。

 

【きょうの一枚】松ぼっくり。

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 焚き出し用薪として「松ぼっくり」が重宝している。

 うちの庭に黒松が一本生えていて、そこから松ぼっくりが下の道路に落っこちている。

 落ちる松ぼっくりは適度に乾燥しているから、薪ストーブに突っ込んで点火すると勢いよく燃える。

 あんなに勢いよく燃えるのに、松ぼっくりを見つけるとこれまでぽいぽい捨てていた。なんとももったいないことをしていたものだ。

 きょう(12/2)家の前の側溝を掃除していたら、針のように尖った枯れ葉に紛れて松ぼっくりが出てきた。よし、これからは捨てないでこいつを薪ストーブの焚き出し用にすべえ。

 

【書】「衛」エイ・まもる(No.1,608)

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 韋(イ。エイは変化した音)に行(ゆく意)を加えて、見回る意。ひいて「まもる」意。常用漢字が古い正しい字形を残している。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)

 

【ディジタル画】『道草』七十(No.1,048)

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 「健三は比田(姉の嫁先)の振下げてゐる金時計と金鎖の事を思ひ出した」。

 比田が身につけているそれらは、ことごとく金メッキだった。

 「月賦で買つたに違いないよ」と言う姉に、健三は「ことによると質の流れかもしれない」と言う。

 「月賦」だろうが「質流れ」だろうが、手にした人がそれで満足しているんだから、それでいいじゃないか。他人がとやかくいう筋合いのものでもない。

 夫婦関係も同じ。

 金の要る時も他人、病気の時も他人、他人同士がただ一所にいるだけの関係が夫婦。それが幸せかそうでないかは他人の預かり知らぬところ。他人がとやかくいう筋合いのものでもない。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.328)

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 駕籠かきの前を横切ろうとした弥次さんが、かつぎ棒の先端にぶつかった。

 「何をしやがるんでえ イタイ イタイ」。

 と言っている。

 強引に横切ろうとした方が悪いのに、実際はそうなっていない。

 まさに、今の車社会の縮図を見るようだ。

 

【タイムラプス】令和5年12月2日(土)6:04〜10:22の伊豆長岡の空。32秒。

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