いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

行く年やまどろまどろみ独り酌(あ)

【今日の一枚】晩酌に見る風景。

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 風呂からあがって、薪ストーブを焚き、「けの汁」鍋を温めて、切り餅を焼く。
 切り餅の焼け具合を見ながら焼酎お湯割りで晩酌をやる。きょうのつまみはミニトマト。
 いつも利用するミニトマトの無人販売は金曜が定休日だが、きょうは年末特別期間ということで定休日返上で営業すると知っていた。そういうサービスは、ほんとありがたい。で、小粒のやつを5袋買ってきた。
 ダッチオーブンの蓋に揃えた切り餅がいい按配に柔らかくなってきた。それを丼に入れて上からけの汁をぶっかける。その頃までには2杯目の焼酎お湯割りも空になり、ミニトマトも食い尽きる。
 あとは出来立てのけの汁雑煮を食し寝るだけ。テレビは点けない。
 静かだ。なんて静かなんだろう。こんな静かな夜を独り占めできる日が来るとは夢にも思わなかった。


【書】「宿鳥」シュクチョウ(No.1,291)

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 「ねぐらに寝ている鳥。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「宿」は、人が敷物につくさま。のち宀(家)を加えて、人が家の中の敷物につく意、ひいて「やどる」意を表す。
 「鳥」は、もと、尾の長いとりの形にかたどり、隹(スイ)に対して、尾の長いとりの総称とされたが、文字仕様の実際は、尾の長短に関係なく、隹・鳥ともに広く用いられてきた。尾の長短の別は、篆文(テンブン)の字形によって説を立てたものであろう。


【ディジタル画】『それから』 十三の五(No.731)

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 平岡が留守の時に三千代を訪ねた代助は、帰る時三千代に「淋しくつて不可(いけ)ないから、又来て頂戴」と言われる。
 そう言われた時、代助はどう思っただろう。
 「表へ出た代助は、ふらふらと一丁程歩いた。好い所で切り上げたといふ意識があるべき筈であるのに、彼の心にはさう云ふ満足がちつとも無かつた。と云つて、もつと三千代と対座してゐて、自然の命ずるが儘に、話し尽して帰れば可かつたいふ後悔もなかつた」
 これは哲学ですね。漱石流恋愛論です。


【昭和の風景】15

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 山仕事の格好です。仕事に行く前だろうか。仕事から帰った後だろうか。
 地面に映る影から推して、これは山へ出かける前とみた。
 「おじいさんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に」の、昔話から飛び出してきたような風景ですね。
 腰がシャキッと伸びているのは、下草を刈る鎌の柄が長くて腰を曲げなくても済むからでしょうか。
(昭和28年)


【タイムラプス】12月30日(木)6:47〜9:30の伊豆長岡の空。20秒。

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【新型コロナ】12/30(木)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→148,072(前週同曜日比 −25,990)
累計感染者数→29,131,060
死亡者数→57,305(前日比 +258)
<静岡県>
新規感染者数→5,004(前週同曜日比 +139)