いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

白い犬吠ゆるでもなく年忘(あ)

【今日の一枚】「シロ」。

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 狩野川資料館に行ってきた。
 先月の自主防研修でも行ったが、きょうは個人的に狩野川台風惨劇の資料を求めて出かけた。
 先月行った時は国交省のPVを見、放水路トンネル入口まで案内していただき、それはそれで貴重な体験にはなったが、館内展示資料に十分目を通す時間がなかった。それできょう、営業しているのをケータイで確かめて出かけた。
 行くと、館内スタッフが出てきて、「トンネル見学の予約が入っているので、あと15分したらそちらへ出かけます。その間は館内に案内者が一人もいない状態になりますが、ご自由に資料をご覧になっていてください」と言う。しめた、その方がこちらとしても都合がいい、と思ったが口には出さない。
 そのうち予約されたという方がお見えになり、どうぞごゆっくりと玄関で見送った。
 踵を返して館内に入る。
 すごい、すごい。垂涎の資料がごちゃまんとある。
 その中の展示物の一つに、リードに繋がれた白い犬の像があった。
 「シロ」という。
 狩野川台風で修善寺から沼津まで流された人を絵日記風に語った展示がその隣のパネルにあった。3種類の当時の新聞記事も同時に展示されていた。
 流されて命が助かったのは原さんという。当時修善寺中学2年生だった。沼津の我入道で原さんを濁流から掬い上げたのは地元漁師の方。芹沢さんという。そして、そのとき一緒に流された犬は、「シロ」はその後どうなったかを知る人はいない。
 新聞の切り抜きによると、原さんは今でもシロが自分を助けてくれたのではないかと思っているそうだ。
 この時のシロの身を挺しての活躍を、私はきょうまで知らなかった。資料館へ行って初めて知った。資料館へ行ってよかった。
 よおし、待ってろよ、シロ。お前の魂をこのおいぼれがペンの力で鎮めてやるからな。


【書】「康荘(莊)」コウソウ(No.1,280)

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 「繁華な大通り。荘は、六方に通じる道の意。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「康」は、庚(コウ。両手で禾を持つさま)に、もみの落ちるさまを加えて、みのりがよい意、ひいてやすらかの意を表す。
 「荘(莊)」は、艹(草)と壯(ソウ。さかん)とで、草が盛んに生い茂る意を表す。転じて、さかんの意に用いる。


【ディジタル画】『それから』 十二の一(No.720)

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 代助は気持ちをシャッフルするために「しばらく旅行しやうと決心した」。
 で、銀座に買い物に出かける。
 家に帰ったら、甥(兄の息子)が来ていた。同居する父の使いで来たらしい。


【昭和の風景】4

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 青森の実家も水は井戸水を利用していた。が、井戸は家の中にあった。画のように、外の井戸まで水を汲みに行くようなことはなかった。
 酷寒の朝はさぞ凍てついたろうな。
(昭和22年)


【タイムラプス】12月19日(月)6:49〜9:14の伊豆長岡の空。36秒。

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【新型コロナ】12/19(月)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→69,138(前週同曜日比 +8,183)
累計感染者数→27,210,646
死亡者数→53,758(前日比 +227)
<静岡県>
新規感染者数→2,189(前週同曜日比 +338)