いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

照紅葉下暗がりの富士の嶺(あ)

【今日の一枚】手向山のトンネル。

f:id:jijiro:20221114105137j:image
 庭いじりをしたら、期せずして手向山(枝垂れ紅葉)のトンネルができた。もう少し奥のドウダンツツジ(満天星躑躅)をきれいに整えれば、中空に富士山が見える、はず。
 それは、あたかも北斎富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」の構図そのもの。大浪のかぶさる様が手向山の枝のしなる具合とちょうど重なる按配だ。
 なんという贅沢。手向山の下暗がりから富士山が覗けるとは。
 そうだ、いっそ出っぱってる枝を刈り上げちゃおう。さすれば照紅葉の下に富士山が見える図になる。
 きっとお宝スポットになること請け合いだ。


【書】「陟升」ちょくしょう(No.1,244)

f:id:jijiro:20221114105115j:image
 「高い所へのぼる。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「陟」は、阝(階段)を左右の足が上に向かうさまで、上に「のぼる」意を表す。
 「升」は、ひしゃくに物を入れたさまで、くみ上げてはかる意、ひいて、ます目の単位を表す。転じて、「のぼる」意に用いる。


【ディジタル画】『それから』 六の四(No.684)

f:id:jijiro:20221114104930j:image
 代助は平岡を訪ねる。三千代は隣の部屋で新居引っ越しの後片付けをしていた。
 「平岡の家は、此十数年来の物価騰貴に伴(つ)れて、中流社会が次第々々に切り詰められて行く有様を、住宅の上に善く代表してゐる、尤(もっと)も粗悪な見苦しき構へである」
 代助にかかっては、なけなしのローンを組んで構えた憧れの文化住宅もボロクソである。
 漱石流に言うと「最低度の資本家が、なけなしの元手を二割乃至三割の高利に廻さうと目論で、あたぢけなく拵へ上げた、生存競争の記念(かたみ)である」となるか。
 要するに、金は集まるべくして集まるべきところに集まる、ということだな。「金は天下の回りもの」と言うけれど、回っているのは金持ち周辺ばかりで、貧乏人へのおこぼれはとんとない。今の世の中は、金持ちはますます金持ちになるし貧乏人はますます貧乏になる、そういうふうにできている。
 今は鬼籍の義父(カミさんの父)も、当時藤沢にマンションを買ったことをずっと「失敗だった」とぼやいていた。でも今はこうして伊豆に終の住処を得て暮らしている。それを私はよかったと捉えているが、いまだ横須賀の実家に籠もっているカミさんに言わせればそうは思えないらしい。
 今回もConceppts6「水彩E1」ブラシで描いた。色はピッコマの全色を用意してあるというが、いまだに真紅の色を探せないでいる。どこかにあるはずだが、それがどこだか判らない。


【タイムラプス】11月13日(日)6:13〜9:23の伊豆長岡の空。23秒。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0wp9wjBzQsrLUocoZBmz1nAEnnosC52yjJPFQ3jTbePJQttLGxtFiiqsNMohZ9a2Pl&id=100001436582002


【新型コロナ】11/13(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→68,412(前週同曜日比 +2,478)
累計感染者数→23,203,261
死亡者数→47,643(前日比 +45)
<静岡県>
新規感染者数→1,753(前週同曜日比 −248)