いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

松の内明けて飾りの捨てがたし(あ)

【今日の一枚】お飾り置き場。

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 寒気が緩んで、これなら予定を少し早めてもいいだろうとの判断で、正月飾りの捨て場作りを一時間ばかり繰り上げた。
 方位が大事だという重鎮の言に従って一辺二間の幅に杭を打つ。その杭に荒縄を巻き付け、荒縄に紙垂(しで)をそれぞれ四本ぶら下げる。
 こういうお飾りの捨て場の入り口は北側を向いていないといけない。そこで重鎮は方位磁石で真北を取る。
 こういうことの全てを重鎮が取り仕切る。すごい人だ。伝統文化の生き字引きだ。しれっと方位磁石を出すところがにくい。
 これも神事にかかる一つの「有職故実」なんだろうな。重鎮の培ってきた伝統をしっかり受け継がなくっちゃ。


【書】「戚然」セキゼン(No.1,301)

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 「憂え悲しむさま。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「戚」は、戉(まさかり。戊は変化した形)と、音を表す〓(シュク。叔から又を取り除いた形。セキは変化した音。小さい意→縮)とで、まさかりの名。借りて、親戚の意に用いる。
 「然」は、灬(火)と〓(ゼン・ネン。左に「月」右に「犬」を組み合わせる。犬の肉の意)とで、犬のあぶら肉を火で焼く意、ひいて「もえる」意を表す。燃の本字。借りて、是認の意を表す語、また形容詞、接尾辞などの助字に用いる。


【ディジタル画】『それから』 十四の六(No.741)

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 その夜、代助は三千代の家に行った。
 代助は塀の本に身を寄せて、じっと様子を窺う。すると、縁側近くでピシャリと脛を叩く音がした。平岡である。
 平岡が家にいると知って、代助は三千代に逢わず帰る。帰り道、代助は自分の行為に汚辱を感じる。
 「其夜代助は寐ながら、何う云ふ手段で三千代に逢はうかと云ふ問題を考へた」。寝床には蚊帳が吊ってあった。
 かつてはうちにも蚊帳があった。ヤフオクで取り寄せた。が、孫が大きくなってからは出番がなくなって庭の物置小屋に仕舞ってある。
 そんなふうに今は使われすに仕舞ったままの蚊帳が、どこかの蔵に眠ってるんだろうな。


【昭和の風景】25

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 少女の持つ人形の名は「ベティちゃん」と言ったか。幼い頃、人形と遊んだことがないのでよく判らない。ここは女の子の領分だな。当時は、男の子が人形を抱いているところを誰かに見られるのは屈辱的だった。漢文訓読風に言うと「男児たるもの人形を抱かず」の風潮だった。
 足袋に草履はやけに立派な装いだが、写真を撮るというので、少女としては少しはきらびやかに着飾りたかったのかもしれない。 
(昭和31年)


【タイムラプス】1月1日(日)6:37〜8:44の伊豆長岡の空。31秒。

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【新型コロナ】1/1(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→117,773(前週同曜日比 +59,886)
累計感染者数→24,936,441
死亡者数→50,058(前日比 +194)
<静岡県>
新規感染者数→3,036(前週同曜日比 +986)