いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

雨含み紅葉散る散る庭の角(あ)

【今日の一枚】手向山(枝垂れ紅葉)。

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 冷たい雨に濡れている。
 まだ完全な紅葉ではない。これから寒くなるにつれてもっと紅くなる。
 下には、たくさんの紅葉が散っていた。
 「このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」
 (今度の旅はあまりに突然のことで、道祖神に捧げる幣も用意できませんでした。手向山の紅葉を捧げますので、神様の御心のままにお納めください。)
 『小倉百人一首』にもとられている菅原道真の人口に膾炙(かいしゃ)された和歌です。
 日に日に色増す手向山の紅葉を見い見いしては、この歌を思い出しています。
 下は、下を見ると、なんと見事な落ち葉の錦。下が川だったら、錦の川だねえ。
 雨があがったら、菅家の歌を口ずさみながら一枚一枚心を込めて拾いましょう。これも神に手向ける雅と思えば拾い甲斐もあろうというもの。


【書】「能否」ノウヒ(No.1,251)

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 「①才能のあることとないこと。②できるか、できないか。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「能」は、もと、大きな口をあけ尾をふりあげた獣の形にかたどり、くまの意。熊(くま)の原字。能は、その頭部が音を表すム(シ・イ)に変化した形声字。借りて「あたう」「よくする」意に用いる。
 「否」は、口と不(フ・ヒ。否定の語)とで、口ではっきり否定する意を表す。


【ディジタル画】『それから』 七の三(No.691)

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 代助は、「外面の事情は聞いても聞かなくつても、三千代に金を貸して満足させた」くて、嫂に金策を頼みに兄宅へ出かける。と、勝手口の外に「ヘクターと云ふ英国産の大きな犬が……臥(ね)てゐた」。
 で、今回はこの「ヘクター」という犬を描こうと思った。ところが、どういう格好の犬なのかが判らない。私はこれまで犬を飼ったことはないけど、犬の種類だけはある程度知っていると思っていた。それでも判らない。
 ヘクターとはどういう犬か。参照のためにネットに当たったが、これがまったくヒットしない。全集注解にも「ホメロス『イリアス』の主要登場人物。トロイア軍側の大将」としか載っていない。
 で、よく判らないから、「英国産の大きな犬」「長い耳」「斑な顔」とある『それから』の記述を手がかりに描いてみた。だから、犬に詳しい人に、「これはヘクターではない」と指摘されても、私には否と言える自信がない。
 ヘクターという犬は、ディズニー映画の「101匹わんちゃん」のモデルになった犬かと見ているがどうだろう。違うかな。違うだろうなあ。


【タイムラプス】11月20日(日)5:59〜7:50の伊豆長岡の空。27秒。

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【新型コロナ】11/20(日)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→76,935(前週同曜日比 +8,524)
累計感染者数→23,796,374
死亡者数→48,360(前日比 +57)
<静岡県>
新規感染者数→1,742(前週同曜日比 −11)