いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

風揺れて寝網の染みのそこかしこ(あ)

【今日の一枚】庭の草とハンモック。

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 ママの運転で孫娘がやってきた。
 ポテトフライを揚げて食わせ、その間に小屋からハンモックを出す。
 ハンモックはところどころ黒い染みがあった。カビだと思う。しばらく小屋から出さなかったからな。天気もいいし、風を通して湿気を抜くべ。
 ポテトフライを食べ終わった孫娘が庭へ出てきた。私がセットしたハンモックをゆさゆさ揺らしながら、伊豆にいたときの友だちと、今仲良くしている友だちの人柄の違いを感じるままに語ってくれた。
 それによると、伊豆の友だちの方が、どちらかというとおおらかな面があったなんて生意気なことを言う。
 なんでだろうと訊くから、それは伊豆の土地柄が反映しているんだろうなと私。
 つまり、伊豆は源頼朝に代表されるように、都に居られなくなって伊豆に流されてきた人が多い。そういう人たちを手厚くもてなす文化がもともと伊豆にあったのではないか。だから伊豆の人たちは、どこの馬の骨とも判らぬ人にも心温かく接することができるのかもしれない、と。
 田舎の人って、大概そうだよね。人情味があるというか心がほっこり温かい。
 それに比べて都会の人は心がぎすぎすしている。そうしないと生きていけないからそうならざるを得ない。どっちがいいか判らない。
 なんて、知ったふうなことを言いながら、庭の草をむしる。
 そうね、住む場所によって、そういう違いはあるかもねと、孫娘もハンモックから降りて草むしりを手伝う。
 伊豆で一年弱過ごし、今は大磯で暮らす孫娘も、土地柄の違いを肌で感じているのだろう。どっちにも住んだ経験があるから割と距離を置いて分析できるのかもしれない。
 苦労が絶えないね。でも、それがきっとあんたにとって人生のいい肥やしになるからね。現在進行形の今をよ〜く見ておくんだよ。
 そうそう、今度、家の近くの海岸で拾った貝殻や流木を持ってきておくれ。伊豆にいっぱい飾るから。


【書】「害馬」がいば(No.1,195)

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 「馬の本性をそこなうもの。転じて、人の集団生活に害を与えるもの。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「害」は、頭にかぶるかぶりものをつけたさまで、頭にかぶせる意を表す。借りて「そこなう」意に用いる。
 「馬」は、顔が長くたてがみのある獣の形にかたどり、「うま」の意を表す。古代中国では、戦車を引いた重要な家畜。
 馬は何度も書いた。何度書いても面白い。


【ディジタル画】『坑夫』 77(No.635)

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 坑内を案内した初さんは「自分」を一人置いてどこかへ消えた。
 取り残された「自分」は一人考えた。すると、
 「突然として暗中から躍り出した。こいつは死ぬぞと云ふ考へが躍り出した。すぐに続いて、死んぢや大変だと云ふ考へが躍り出した。自分は同時に、豁(くわつ)と眼を開いた」。 
 江戸時代には「坑夫三年 吹き(製錬する人)八年 かかあばかりは五十年」という戯れ歌があった由。坑夫をやると三年しか寿命がもたないの意らしい。みんな粉塵で肺をやられちゃうんだね。それほど坑夫は短命だった。


【タイムラプス】9月25日(日)6:25〜8:14の伊豆長岡の空。27秒。

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【新型コロナ】9/25(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→169,800(前週同曜日比 −73,647)
重症者数→591(前日比 −27)
伊豆の国市陽性者数→25(前日比 −46)(静岡県HPより)