いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夾竹桃血を吐くほどに赤赤と(あ)

【きょうの一枚】庭のキョウチクトウ(夾竹桃)。

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 キョウチクトウ(夾竹桃)は庭の奥まったところに植わってある。これから夏本番を迎えるにあたって、今年も元気よく赤い花を咲かせています。
 名前の由来は、葉が楕円に細長く、花が桃に似ているからと言われる。が、こいつ、葉、茎、花、根、種子のすべてに毒を持っている。
 幼児やペットを飼っている家では、誤って口に入れると大変なことになるらしい。だから、剪定などの時にはガーデニング用手袋をはめるべしと専用サイトではアドバイスするが、私は剪定などしたことないから、それがために手袋をしたことなど一度もない。
 どうしてそんな危ない庭木を植えてあるのか。その辺は前オーナーの趣味だろうとは思うが、キョウチクトウの葉の裏には小さな窪みがあって、その内側に生えている毛がフィルターの役目を果たしてくれるのだそうだ。それで排気ガスを防いでくれるから公害に強いんだと。そうか、人間に害を及ぼす汚れた空気をきれいにしてくれるのか。いいやつだな、お前。


【書】「明毅」めいき(No.1,110)

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 「才知が秀でて、意志が強い。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「明」は、月と、あかるい意を表す日とで、月があかるい意、ひいて広く「あかるい」意を表す。
 「毅」は、一説に、いのししが毛をさか立てる意に打つ意の殳を加えた。転じて「つよい」意に用いる。


【ディジタル画】『三四郎』 108(No.550)

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 三四郎は、広田先生を演芸会に誘う。与次郎がそうしろと言った。そこで、ある日の夕刻、三四郎は広田先生を訪ねた。そうしたら、広田先生は、「明るい洋燈の下に大きな本を拡げてゐた」。
 その時代、灯といえば洋燈(ランプ)だったんだね。洋燈に慣れた目には、電球の灯はどんなにまばゆかったことだろう。
 すっかり電気無しでは生活できなくなったからこそと言うべきかどうか、今は、あえて電気を使わない「ランプの宿」が人気だという。あの、肌に優しそうな柔らかい光が、疲れた心を癒してくれるのだろうか。だったら、それより前のロウソクにすればいいのに。そこまで時代を遡ると暗すぎるのかな。ランプの光がロウソクと電球のちょうど中間に当たるのかもしれない。
 今はなんでも電気、電気、電気。システムキッチンだってオール電化の時代だものね。パソコンしかり携帯電話しかり。家の中をぐるり見渡しても、テレビ、冷蔵庫、洗濯機……、どれひとつとっても電気がなかったら使えないものばかり。今さらロウソク・ランプの昔に戻れない。
 先ごろ、東電が電力逼迫宣言をして管内に節電を呼びかけたが、一体何人の人が本気でエアコンを止めただろうか。一体何人の人が原子力発電に反対しただろうか。電気の便利さに慣れきった現代人は、我が身可愛さが先に立って、原発反対を声高に唱えられないのである。電気のない時代なんてあり得ないと思っているのである。
 いかん、話がそれてしまった。
 今回は、同じCoceptsでも、ランプを描くのに主に『水彩絵具H2」(滲みがきつい)を、人物を描くのに主に「水彩絵具H1」(滲みはそれほどでもない)を使ってみました。


【タイムラプス】7月2日(土)5:35〜8:13の伊豆長岡の空。39秒。

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【新型コロナ】7/2(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→22,022(前週同曜日比 −10,350)
重症者数→93(前日比 +3)
累計死亡者数→30,622(前日比 +39)