いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

バスタオル飛ばされてあり花菖蒲(あ)

 大場の病院の定期検診。
 思いの外、ひどい結果が出た。HbA1c値が最悪の前回よりさらに最悪を更新した。まずい、非常にまずい。
 ひどい結果を受けて、きょうはこれまで飲んだことのない薬を一つ余分に処方された。これで朝食時に飲む薬は全部で5錠5種類。それで2週間様子を診てみるという。
 新しい薬は、ドロドロの血液をサラサラにする効果があるという。ために、体重が減り、水をガバガバ補給することになるのだとか。詳しい薬の成分は知らないが、それを服用することによって、自分の体が自分のものでなくなっていくような錯覚を覚える。新しい自分がこしらえられていくような感じだ。
 そう考えると、薬って怖いね。生命体としてはすっかり寿命が来ているのに、新しく処方される薬によって生命が維持される図が浮かび上がる。それって誰なの? 「私」なの?


【きょうの一枚】サンジャクアヤメ(三尺菖

蒲)。

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 数えたら、蕾が6つもある。去年はたったの1つだったのに。
 このサンジャクアヤメ。普通の菖蒲の大きさに比べるとだいぶ小ぶりだが、猫の額のように狭い我が庭にふさわしい大きさで気に入っている。去年は今のところより30cmほどアプローチ寄りだったが、ゴッソリ移植したのがどうやら成功したようだ。いがった、いがった。


【書】「昏黒」こんこく(No.1,057)

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 「日が暮れて暗くなる。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「昏」は、もと、人の足もとに日が落ちたさまで、日ぐれの意を表す。のち昏の字形となる。
 「黒」は、炎と煙出しの口にすすのついたさまとで、すすのくろい色の意、ひいて、「くろ・くろい」の意を表す。


【ディジタル画】『三四郎』 59(No.497)

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 学生集会は麦酒で始まり珈琲で終わった。
 「散会の時刻が来て、若い男がみな暗い夜の中に散った時に、三四郎が与次郎に聞いた。
 『ダーターフアブラとは何の事だ』
 全集注解に「ダーターフアブラ」とはラテン語で「他人事ではない、の意」とある。
 『希臘語だ』(「全集注解」によると、これは誤り)
 「与次郎はそれより他は答へなかつた。三四郎も夫より外に聞かなかつた。二人は美しい空を戴いて家に帰つた」。
 この終わり方が美しい。さすが漱石。
 二人にとっては、きっと満足感たっぷりの素敵な夜空だったんだろうな。
 今回もすべて「Gガッシュ」で描いた。


【タイムラプス】5月10日(火)11:24〜13:09の伊豆長岡の空。26秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10228369831893080/?d=n


【新型コロナ】5/10(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→28,510(前週同曜日比 +9,159)
重症者数→163(前日比 +4)
累計死亡者数→29,850(前日比 +33)