閉づ学舎万緑中に囲まれて（あ）

　今週の4/22(金)に今年度第2号の広報を印刷する予定でいるが、今年度はこれまでペーパーにプリントしていた広報をディジタル化して、区民のみなさんがいつでもどこでもスマホから見られるようにしたいと思っていた。
　それには何がいいかなとずっと悩んでいた。いろいろ当たってみたが、どれも帯に短し襷に長し。
　それでひとまず、私が現在所有している「はてな」のアカウントの一つを開放して、それを広報記載に当てたらどうかと考えた。それは試しに作ったアカウントで、そこにはどうでもいいような記事が1本しか保存されていない。
　問題は、そのアカウントは私個人所有のもので、従って、通用するのは私が区長でいられる今年度だけという期間限定になるということだ。来年度につなげられないのがネックである。
　私が支払っている契約料で区の広報をディジタル化していいものかどうか。そこがどうしても引っかかって二の足を踏んでいた。私は別にそれでも構わないのだが、会計処理上はそうもいくまい。
　そこで考えた。私が区長の任を降りても広報を引き続き担当し、それで謝礼をいただくという方法ではどうだろう。
　できれば、不特定多数の手を煩わせて回覧板を回すよりも、スマホさえあれば、いつでもどこでも回覧内容を見られるようにしたいだけなんです。新型コロナウイルス蔓延防止のためにもそうしたいのですが、何かいいお知恵はないでしょうか。

【きょうの一枚】警察署からの説明に集まった施設。

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　統廃合で閉校になった元県立女子高校の学舎。今は市の交流センターになっている。
　耐震の鉄骨を施された頑丈な造りだが、ご多分に洩れず昨今の少子化現象の煽りを受けて閉校の憂き目を見ることとなった。閉校したのは2010年3月。

【書】「雨集」うしゅう（No.1,039）

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　「①雨がたくさん降る。②雨が降るように人や物が多く集まる。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「雨」は、一面に雲のたれこめた天から水滴の落ちるさまにかたどり、「あめ」の意を表す。
　「集」は、〓(しゅう。隹三つの下に木を加える)。多くの隹(鳥)が木の上にとまっているさまで、鳥が集まる意、ひいて「あつまる」意を表す。

【ディジタル画】『三四郎』 41（No.479）

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　「(三四郎と与次郎の)二人が書斎から廊下伝ひに、座敷へ来て見ると、座敷の真中に美禰子の持つて来た籃が据ゑてある。蓋が取つてある。中にサンドヰツチが沢山這入つてゐる。美禰子は其傍に坐つて、籃の中のものを小皿に取り分けてゐる」
　甲斐甲斐しい美禰子の振る舞いである。
　『オルノーコ』という小説が話題に上ったとき、美禰子は与次郎に三四郎をモデルにした小説を書くよう勧められる。美禰子もまんざらでもないふうに受け止めたが……。
　美禰子が持参した籃の大きさはどの程度のものか知らないが、描いたら、サンドイッチの方が籃よりはるかに大きくなってしまって失敗。失敗だけど、毎日描いていればこういうこともあるさという自分への見せしめのためにアップしておくことにした。
　今回もすべて「Gガッシュ」で描いている。