いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏日差回顧木工玄関椅子(あ)

【きょうの一枚】7年前に勤務していた職場。

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 夏祭りの和太鼓演奏依頼の件で、修善寺の丘に建つ高校を訪ねる。部活の顧問の先生にお会いして細かな段取りを確認しようと思ったが、事務室の人から「書類を預かっております」と言われ、A4サイズの茶封筒を渡された。顧問にはお会いできなかった。
 「これにご記入の上ご提出ください」と差し出された茶封筒には2種類の書類が入っていた。一通は「公演依頼書」で、もう一通は「イベント参加願」。
 以前、夏祭りを取り仕切った方のお話だと、「そういう書類は出した覚えがない」とのこと。が、特に「イベント参加願」を見ると、そこには、コロナ対策が万全かどうかをチェックする項目が数多く並んでおり、コロナウイルス蔓延に伴って、その防止対策に躍起になっている気分が十分伝わってきた。
 書類のいちばん下に校長先生が署名押印する箇所があり、それを、コロナ対策をしっかりとっていない団体には本校の生徒は参加させられないという校長先生の意思表示と受け止めた。
 コロナ騒ぎが起こってから、この手の確認文書がずいぶん増えたように思う。
 ペーパーレスが叫ばれて久しいが、時代はそれに逆行するかのようにペーパー文書が増えてきている。背景には根強いハンコ文化がある。文書ならハンコが押せるが、デジタルだとハンコが押せない。人はハンコが押された文書を重んじるが、ハンコがない文書だと軽んじる。だから、ハンコ文化がこの世にある限り、ペーパーレスは所詮画餅にすぎない。いくらデジタル庁が旗を降ったところで一般社会がいまだにハンコを重んじているのだからペーパーレスになりようがない。
 かくしてここしばらくは、ハンコが押印されたペーパー文書はなくならないのである。


【書】「征鳥」せいちょう(No.1,077)

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 「①飛ぶ鳥。②鷹(たか)・隼(はやぶさ)などの猛禽(もうきん)。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「征」は、正(せい。まっすぐゆく・ただす・ただしい意)に辶(彳は省略形。ゆく意)を加え、おもに「うつ」「ゆく」の意。
 「鳥」は、もと、尾の長いとりの形にかたどり、隹(すい)に対して、尾の長いとりの総称とされたが、文字使用の実際は、尾の長短に関係なく、隹・鳥ともに広く用いられてきた。


【ディジタル画】『三四郎』 75(No.517)

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 三四郎の下宿へ与次郎がやってきた。競馬につぎ込んだ金を返す気はさらさらないらしい。里見美禰子が立て替えることでその話は済んだと思っているふうだ。
 どころか、「銀座の何所とかへ天麩羅を食ひに行かうと云ひ出した。金はあると云ふ。不思議な男である」借金を返せないにもかかわらず銀座で天麩羅を奢るというのだから、いやはや与次郎という男、なんとも不思議な男である。きっと芯から憎めないところがあるんだろうな。

 
【タイムラプス】5月30日(月)6:49〜8:16の伊豆長岡の空。21秒。

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【新型コロナ】5/30(月)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→20,828(前週同曜日比 −10,620)
重症者数→88(前日比 +7)
累計死亡者数→30,559(前日比 +19)