いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

名月を見よ出で愛でよ友集ふ(あ)

【きょうの一枚】ススキ(芒)と月見団子。

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 今宵満月。地区の自治会では「月見のつどい」が行われ、私も招かれのこのこ出かけた。
 英語圏では10月の満月を「ハンターズムーン」と言うらしい。月明かりを頼りにハンターたちが狩をするところからきたそうな。
 狩猟民族圏はどうも話が血生臭くていけない。それに比べて我が日本は平和ですなあ。「お月見」ですからねえ。何とも風情があります。
 では、なぜ「お月見」にはススキを活け、月見団子を供えるのでしょうか。ここで少しおさらいしておきましょう。
 ススキ(芒)は、万葉集の時代から人々に親しまれ、和歌にも数多く歌われています。
 「古くからすすきは神様の依り代と考えられ、茎が中空(内部が空洞)のため、神様の宿り場になると信じられていました。また、すすきの鋭い切り口は、魔除けになるとも考えられていました。そのため、お月見のすすきには、悪霊や災いを転じて福となすなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められいます」<https://www.hibiyakadan.com/lifestyle/z_0066/>とのこと。なるほどねえ、魔除け、豊穣を願って神様にお祈りするんですね。
 「月見団子」を供えるのは、もともと秋の収穫物の代表である里芋を供えていた名残だとか。十三夜を愛でる土地では団子を、その数の13個を供える慣わしなのだと、きょう、自治会の重鎮から伺った。
 静岡県では島田を境に東では十五夜、西では十三夜と月見文化が分かれるというのも初耳。十五夜の団子はまんまるくしないで、真ん中を少し窪ませる。そしてそれを下から9つ、4つ、2つと重ねていくのだとか。団子をまんまるくしないのは、まんまるくすると死者の枕元に供える「枕だんご」に通じるため、それを忌み嫌ってのことらしい。なるほど、たかが月見団子も、こうして聞くと奥が深いですなあ。いや、勉強になりました。


【書】「心曲」しんきょく(No.857)

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 「心のすみずみ。心中。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「心」は、心臓の形。古くは心臓が生命の根源であるとともに、思考する場所であると考えられていた。国語の「こころ」は「凝り固まるところ」の意味である。
 「曲」は、竹や蔓(つる)などを細くして編んで作った籠(かご)の形。竹や蔓などを曲げ、細かく編んで作るので、「まがる、まげる、こまごまとした、くわしい」の意味となる。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 16(No.299)

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 美学とかをやっている人(迷亭のこと)の話の中に出てくる人物。ア-ン-ド-レ-ア-デ-ル、-サ-ル-ト(1486〜1531)の肖像画を描いてみた。
 このサルト曰く、「絵をかくなら何でも自然其物を写せ」とな。自分の目に見えたままを描けというが、こちとら見えたままを描けないから困っている。そのまま描けたら苦労しないって。
 いや違う。こんな絵を描くつもりではなかったと思うことしきりだから、これまで反故にした絵の数といったら数えきれない。でもこれみんなディジタルだから助かっている。
 だめだだめだうまく描けないと、その度に絵の具を買って紙を買ってといった昔なら、絵を描くことをとっくに諦めていたと思う。絵の具も紙も買わなくて済むようになり、電源さえあれば、いつでもどこでも好きな絵を描けるとは、何ともいい時代になったものだ。


【タイムラプス】10月20日(水)6:38〜9:22の伊豆長岡の空。18秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227181516145929/?d=n

私の顔が写っていたので、編集でカットしたら18秒の動画になってしまった。


【新型コロナ】10/20(水)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→373(前週同曜日比 −233)
重症者数→294(前日比 −18)
累計死亡者数→18,148(前日比 +27)