いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

夏めくや北條の地の鬨の声(あ)

 第23回「伊豆文学賞」最優秀賞作品を打ち写し終え、引き続いて第22回のそれを打ち写しているが、同じ最優秀賞作品でもあまりに毛色が違うことにいささか戸惑いを感じている。
 戸惑いを感じているのは、いわゆる文学的表現をどこまで許容するかという問題。例えば、「自分が燻りの中にいるから故郷がまばゆい」とは、どういうことか。私だったら、こういう表現はまずしない。「故郷を捨てたお前が、今さらどの面下げて戻ってきたんだと言われたような気がした」という言い方をする。
 文学的表現という点でいえば、前者の方がはるかに文学的匂いを漂わせているけれど、だからといって感じ入るかどうかはまた別の話。
 最終的には、これは好き嫌いの問題なのでしょう。毎年のことながら、個人的に好きか嫌いかという葛藤と闘いながら最優秀賞を決めなければいけない選考委員のみなさんは、本当に大変だと思う。


【今日の一枚】「北条ファミリー+1」の会員証。

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 北条家の詳しい歴史も知らないまま、鎌倉幕府第二代執権北条義時を主人公とした大河ドラマを盛り上げようと「北条ファミリー+1」の会員登録をした。その会員証がこれ。会員番号は渡された会員証にあらかじめ印字されてあったが、これを撮った後、アプリ「Photo消しゴム」で消してある。
 去年だったら、仕事を持っていてできなかった。が、今年はたっぷり時間がある。そして大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の撮影がいよいよ始まるというタイミングで、これも何かの縁かと思って会員になることにした。
 会員の特典はと言えば、エキストラ役で撮影に参加できるということでしょうか。もちろん、日当も交通費も出ないボランティアだけど、時間もあるし、人生をちょっくら面白くすべえというノリですね。
 ところが、撮影の様子をSNSなどで発信してはまかりならんとのお達しが出た。だから、今後のボランティア活動についてはこのブログで語れない。なにそれ、なのだが、ルールだから仕方がない(俳優さんの肖像権の問題かな)。では、すべて撮影が終了し、放映も終了した後なら平気かというと、そこのところはよく判らない。
 いずれにしても、ブログに載せないまでも、せっかくの体験だから記録をとっておこうと思う。そのうち許可がおりたらブログに載せますね。まあ、それまで生きていればの話ですけど。


【書】「集句」しゅうく(No.739)

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 「古人の詩句を集め合わせて、一つの詩につくり上げること。また、その詩。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「集」は、隹(すい)と木とを組み合わせた形。隹は鳥の形。
 「句」は、勹(ほう)と口とを組み合わせた形。勹は体を曲げている人を横から見た形で、身を曲げている死者の形。
 鳥はいろんな形があって、書いてとにかく面白い。


【ディジタル画】立花隆(No.183)

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 亡くなったのは4/30だが、訃報を知らされたのは6月に入ってから。ここ数日の「たて書きコラム」は、こぞって立花さんの死を傷み、哀悼の意を表すものとなっている。新聞報道に携わる人々にとって立花さんの存在は、それだけ絶大なものだったのでしょう。まさに「知の巨人」の名に相応しい方でした。
 顔の影の部分に青色を塗ってある。顔の影は黒でなく青がいい。黒だとどぎつすぎるが、青だとだいぶ穏やかになる。


【タイムラプス】6月24日(木)5:58〜7:55の伊豆長岡の空。29秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10226499408133655/?d=n


【新型コロナ】6/24(木)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→1,779(前週同曜日比 +71)
重症者数→646(前日比 −51)
累計死亡者数→14,562(前日比 +58)