いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

糖尿の薬切らして春待てり(あ)

 今年度の総会が終わった。

 これで一区切りついた。やれやれの心境。

 この間、いろいろなことがあった。今思えば、その一つ一つが新鮮で刺激的だった。

 でも、新鮮で刺激的に感じたのは実は私だけだったのかもしれない。昔からずっとここで暮らしてきた人の中には、「こんな当たり前のことがどうして判らないんだ」と歯痒く思った人もあったと思う。

 しかしそこに、新しく拵えようとしているんだと温かく見守ってくれる眼差しがあることも感じていた。で、なんとかその眼差しに報いねばと足掻いた。だけど足掻けば足掻くほど空回りした。何やってんだな、そう思うこともしばしばだった。

 余裕がなかったのかもしれない。全部一人で背負おうとするからいけない。その連続だった。悪循環が更なる悪循環を呼び起こした。

 全部自分でやろうとするから無理が起こる。何様じゃないんだから、みんなでやればいいんだよ、みんなで。

 みんな仕事とやりくりつけながらやってる。幼な子を抱えながらやってる。偉いなと思う。すごいなと思う。

 仕事をリタイアすれば比較的自由な時間が作れるかと思ったが、実際はそうではなかった。

 仕事をリタイアしたからといって、そっくり自由な時間が転がり込んでくるわけではなかった。

 自分のやりたいことはある。それを我慢してみんなのために汗を流す。その兼ね合いが難しい。

 私は毎日ブログを更新している。だからなに。毎日ブログを更新してるから偉いわけでもなんでもない。荒浜で海苔を漁る人と社会に貢献する人と、どっちが偉いと比べてるようなもんだ。比べることになんの意味もない。

 好きだからやってる。それだけのことさ。人のためにやってるなんて、そんな烏滸がましいことを考えちゃいけない。

 好きなことをやる。そう、それでいい。

 たった一度きりの人生だもの、自分で楽しいと思うことをするのがいちばんなんじゃないの。

 そして、楽しいまま命の灯火を消す。

 最期に、「楽しかった」と言いながらゆったり目を閉じたい。そんな人生でありたいと願っている。

 

【きょうの一枚】晩酌のひと丼。

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 ミニトマトと胡瓜とレタスと丹波黒豆。それらに西伊豆の戸田塩をぱらりと振りかける。ヘルシー&旨い。

 

【書】「藝(芸)」ゲイ・わざ(No.1,714)

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 原字の埶 (ゲイ。人がかがんで土に木を植えるさまで、うえる・わざ・いきおいの意)に艹(草)、のちに芸(くさぎる意)を増し加えて、勢いの意と区別し、おもに「うえる」「わざ」の意に用いる。常用漢字は省略形による。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版) 

(注意)「芸(ウン=くさぎる)」は、別の字。

 

【ディジタル画】『坊つちやん』その723(No.1,1534)

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 坊つちやんを「バンカラ」のイメージで捉えるとこうなるか。

 まるで、かまやつひろしが歌う「我が良き友よ」のイメージじゃないの。あれ、吉田拓郎が作ったんだっけ。ということは、吉田拓郎がイメージした「バンカラ」の姿なんだね。

 ♪下駄を鳴らして奴がくる 腰に手ぬぐいブラさげて〜♪

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.434)

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 明治の錦絵。

 色合いがどうしたって明治ですね。少なくとも江戸じゃない。

 

【タイムラプス】令和6年3月17日(日)6:48〜8:19の伊豆長岡の空。22秒。

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