定例総会が終わってから、労いの言葉やメールを多くいただいた。
「長いことご苦労様でした」と言われると、涙脆い私はすぐうるっときちゃう。だからいけない。
大したことやってないのにそう言われると、逆に何もしてやれなかった自分に腹が立つ。もっと自分なりにやれることがあったろうに。
これからは見えない縁の下を這いつくばって手助けすることになる。どれだけできるか判らないけれど、自分が何かの助け舟を漕ぐことで現役の仕事がやりやすくなるんだったら、それに越したことはない。それが地域に返す本当の恩返しなのだと思う。
ともかくこれで肩の荷が少し降りた。これまでは荷が重くて仕方がなかった。それを途中で投げ出したらどんなに楽だろうと思った。
でも投げ出さなかった。投げ出しても一銭の得にもならないと思ったから。
投げ出せば自分にのしかかる重みが軽くなることは想像できた。だけど、途中で投げ出したらまわりに迷惑がかかる。そう思うととても投げ出すわけにはいかなかった。
周りが苦労するのを見ているよりも自分で苦労をした方が気が晴れる。で、そうした。したらその通りになった。見ちゃおれんとばかりに周りが手を差し伸べてくれたことも大きい。
これからどうする? とよく訊かれる。
どうもこうもない。やることは一つ。自分の好きなことを最優先し、それを掘り深めていくしかないら。
【きょうの一枚】ハクモクレン(白木蓮)。
近所の山へ向かって愛車スーパーカブを走らせた。
静岡県農地局から、近々立ち枯れの木を伐採するので作業中道を通行止めにしたい。ついては回覧を配りたいが何部用意すればいいかという電話だった。
で、様子が不案内なので現地を見に行った。ら、畑の脇に白木蓮が咲いていた。
その向こうに富士山が見えて、これはいい絵になると思って少し戻ってパシャっとやったが、後で見たら富士山は写ってねえでやんの。でもいいや、心に仕舞っといたから。
【書】「辭(辞)」ジ・ことば(No.1,715)
辛(罪)と〓(シ。辭から「辛」のパーツを取り除いた形。両手で糸をおさめる意)とで、罪を治めさばく意。ひいて、「ことば」、さらに「ことわる」意に用いる。常用漢字は俗字による。
【ディジタル画】『坊つちやん』その74(No.1,155)
漱石の落語好きが伝染してしまった。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.435)
明治の錦絵。
異人さん。
文明開花の横浜には、こういう鼻の高い異人さんが多くいたようです。
【タイムラプス】令和6年3月18日(月)6:55〜9:25の伊豆長岡の空。37秒。
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♪空が割れるのよ〜♪
という歌があるけど、今日の雲の動きなんかを見てると、そんな印象を受けます。
人間はなんでもできると錯覚するところがあるけれど、実は人間の存在って大したことないんです。
空の雲が、人間の力をあまり過信しない方がいいよと教えてるようです。