「関東などで春一番を観測した15日」。
陸奥新報コラム「冬夏言」2月15日(金)号の冒頭である。
そして、「津軽には数日ぶりに雪が舞った」と続く。そうか、あの強風は「春一番」だったんだ。「春一番」を新聞に教えられた。
あの強風は未明に轟々と吹いた。ああ暴れてるなと思いながら掛け布団をかけ直して吹き荒れる風の音を聞いた。
目を覚まし車庫を見に行く。と、果たして補強した暴風ネットがへちゃむくれになっていた。洗濯バサミが吹っ飛び、シートがべらべらと音を立てている。
車庫の埋め込みリングと洗濯バサミで繋いていたナイロン紐がちぎれていた。ので、その紐を二重に巻き直した。これでよかんべ。
コラム「冬夏言」に戻る。
「雪不足の影響で、一部のスキー場は休止と再会を繰り返している。学校の校庭にも雪が少ないため、子どもたちがスキー授業を受けられない事態も」って、それは雪の降らない地方の人の発想だ。私は津軽の雪がどんなだか体で知っているので、雪不足と聞いて実はホッとしている。雪の少ない津軽もいいもんだ。
かつて新沼謙治は歌った。♪津軽には七つの雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪♪
こちらで春一番が吹く頃、北の津軽では雪が舞ったという。
それは「氷雪」だろうか。
この雪が降れば待ち望んだ春がやってくる。
春を待つ重みを知っているからやがてくる春が待ち遠しい。
今回、津軽に降ったという雪が、「春待つ氷雪」であってほしい。遠い遠い伊豆の空からそう願っています。
【きょうの一枚】公民館外灯の電球。
公民館の外灯が点かなくなった。
電球がダメなのか、本体がダメなのか。判らなかったのでひとまず電球を外してそれをホームセンターへ持って行った。そうしたら、電球が点かなかった。これは電球がイカれたのだと思って、新規に電球を揃えた。
公民館の外灯は3箇所に設置されてある。灯りを揃えるために同じ奴を3箇買った。
【書】「〓(雨のパーツの下に口を三つ並べる形)零」レイ・あめがふる(No.1,685)
雨と、音を表す令(レイ。したたる意→瀝)とで、雨のしずくの意、ひいて「おちる」、こぼれる意を表す。転じて、わずかの意に用いる。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その44(No.1,125)
江戸・回向院の相撲力士。
顔がでかい。そのせいかどうか知らないが、マワシがちと貧弱。男性のシンボルがぽろりと脇からはみ出そう。あのね、若秩父の歌じゃないんだから、それはないでしょ。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.405)
明治の錦絵。竹籠を弄んでいる髪の長い少女。
いつぞや私も骨董展示品を覗き見る機会があり、そこで竹籠を見つけた。懐かしさのあまりつい衝動買いしたが、入れるものがなくて洗面所に飾ってある。何を入れるかも考えずに買っちゃうからそうなる。
カミさんは、それ見たことかと小馬鹿にしているに違いない。
いいさ笑いたきゃ笑わしとけ。指輪のダイヤモンドと大差なかろうもん。
【タイムラプス】令和6年2月17日(土)6:44〜9:34の伊豆長岡の空。21秒。
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