いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

野菊殿こもよみこもち名はなんと(あ)

 カミさんが水を汲みに行くと言う。

 水を汲みに行く場所は湯ヶ島の月ヶ瀬だ。ここからはちと遠い。

 9時に出るという。

 ならばその前にブログを仕上げなくちゃ。

 一日の内訳で言うとブログを書くのに半日かかる。なんだかんだいって一日の半分をブログに費やしていることになる。そんなんでいいのかなあと思うけど、逆にブログが励みになって充実した毎日を送ることができているとも思う。だから、ブログはやめられない。やめたら、励みがなくなる。

 

【きょうの一枚】ノコンギク。

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 庭の奥の下草に、薄紫の花を見つけた。

 「カントウヨメナ」か「ノコンギク」か。

 迷ったが、花期から「ノコンギク」とした。「花しらべ」では、カントウヨメナの花期が8〜10月で、ノコンギクのそれは8〜11月になっている。

 ヨメナとノコンギクの花は本当によく似ている。葉で区別するというが、「花しらべ」によると「ノコンギクの葉には短毛があり触るとざらつくが、ヨメナは無毛でざらつかない」とある。が、二つ比べてないからよく判らない。それで、花期から判断した。

 個人的にはどちらでもいいと思っている。どちらも「野菊」でいいではないか。と言ったら「名前があるんだから、名前でちゃんと呼びなさい」と牧野博士に怒られそう。

 

【書】「膚」フ・はだ(No.1,585)

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 月(肉・からだ)と、音を表す盧(ロ。フは変化した音。しきつめる意→布)の省略形とで、肉の上をおおう「はだ」の意を表す。(『旺文社漢字典第2版』)  

 

【ディジタル画】『道草』四十七(No.1,025)

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 島田(健三の養父)がやってきた。前に来たときは「李鴻章の掛物を何うとか云つてたのね」と細君。

 島田が訪ねてきたとき、「健三は書斎に灯火を点けて机の前に坐つてゐた」。

 健三は腹の中で呟く。

 「何もさう度度来て、他の邪魔をしなくつても好ささうなものだ」。

 だったら会わなきゃいいのに会うんだなあこれが。

 細君は? 健三は下女に尋ねる。下女は、「少し御気分が悪いと仰しやつて先刻から伏せつてゐらつしやいます」と答える。

 細君は、島田との顚末をすべて健三に委ねるつもりらしい。健三は渋々島田に会うことにした。

 そういう点では細君の方が一枚も二枚も上手だ。 

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』解説4(No.305)

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 十返舎一九が『東海道中膝栗毛』を執筆するに当たって参照したとされる『都名所図会巻三「洛北の薪売り」の図(その左側)。

 前回は右側(弥次さん喜多さんらしき人が見える)だが、今回は左側。

 頭上に束ねた薪を乗せた女の人が馬の手綱を持っている様子が描かれる。  

 

【タイムラプス】令和5年11月9日(木)6:26〜8:51の伊豆長岡の空。36秒。

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