四月に地区の役員を降りてから、悠々自適の生活が戻りつつある。
が、意識がまだ尾を引いているようで、役職名で呼ばれたりするとつい反応してしまう。タダの人になったんだからと割り切ればいいのにできない。地域のために貢献したいという思いが強いとなおさらだ。
これは一種の病気だな。◯◯は死ななきゃ治らないという病気。
きょうは移動スーパーの日。定刻の15:25 に移動スーパーの軽ワゴンが威勢よく坂を上ってきた。
ボンネット屋根のスピーカーからは店のテーマソングが軽快に流れている。
「あの音楽はなんだ」と、移動スーパーを初めて利用するらしい方が私に訊く。私は知ったかぶりして、「あれは客寄せにたれ流す音楽だ」と言う。その人はいい曲だともいい曲じゃないとも言及せず、移動車から牛乳を引っ張り出して買い物籠に入れた。
慌てて列に並んでケースの中を見たら、1リットルの牛乳パックはあらかた売り切れていた。
移動スーパーの売れ行きをリサーチした訳ではないから大雑把な印象でしか言えないが、一つの特徴として移動スーパーでは牛乳パックが売れる傾向にある。見てるとどうもそういう印象だ。
私が東京のアパートで下宿生活を始めた頃、部屋に冷蔵庫もないのに1リットルパックの牛乳を買ったことがある。その時は無性に牛乳を飲みたかった。で、買ってから気づいた。しまった、部屋に冷蔵庫がない。
そのまま置いとくとせっかく買った牛乳を腐らしちまうと思ったから、一気飲みすることにした。
町の銭湯の風呂上がりに瓶の牛乳を飲み干したことはあるが、1リットル牛乳は飲み干した試しがない。
貧乏根性丸出しでやったら、できた。やればできるじゃないか。なのだが、その後腹がゆるゆるになって共同トイレを行ったり来たり。
教訓。一人暮らしでも、冷蔵庫は必須だ。
【きょうの一枚】手作和菓子(左)と市販の一口どら焼き(右)。
二つ並べると、どっちが市販でどっちが手作りか区別がつかない。それだけ手作り和菓子の出来が素晴らしいということだ。
グランド・ゴルフの練習から上がったら、重鎮が手製の和菓子をタッパーに入れて公民館玄関まで持ってきた。前回の委員会サロンで余ったやつを自宅冷蔵庫に仕舞ってあったのだという。おひとつどうぞというから、遠慮なく一ついただいた。
この方は荒れた竹林を整頓してくれる方でもある。うじゃうじゃ生えてきた筍をどうしたか訊こうと思ったが訊かないでおいた。
どうしたか竹藪を見れば判る。お前は何もしてないだろ、判り切ったことを訊くんじゃないよと言われそうで訊けなかった。
【書】天智天皇御製てんじてんのうぎょせい(No.1,763)
「秋の田の仮庵の庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」(意:秋の田んぼのほとりにある仮小屋の、屋根を葺いた苫の編み目が粗いので、私の衣の袖は露に濡れていくばかりだ)
天智天皇は、舒明天皇の皇子で即位前の名前は中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)。藤原鎌足とともに蘇我氏を撃ち、大化改新をなしとげ、天皇に即位した。その後、飛鳥から近江に都を遷した。
御製は、天皇の作る詩文や和歌。古くは他の皇族の作品をもいった。
農作業で泊まり番をする農民の夜を描いた一首で、藤原定家はこの歌を、静寂な余情を持っている歌だとして「幽玄体」の例とした。
【ディジタル画】『倫敦塔』その38(No.1,203)
漫画家の手にかかると、魔女もこんなに可愛らしい少女になる。それを思うと、魔女を可愛らしいキャラクターに仕立て上げた漫画家の罪は大きい。
【昭和の風景】墨画(No.483)
絵手紙。「わいわい がやがや シニア・グランド・ゴルフ・クラブ こういう休憩の一服が 楽しいんだよね」。
ほとんど老人クラブのピクニックだね。でも、こういうのがあるから息長く続けられるということもある。
【タイムラプス】令和6年5月6日(月)5:26〜9:30の伊豆長岡の空。30秒。
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