いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

濃く淡く重なりあつて柿若葉(あ)

 iPadのキーボードを昨日から探しているが、これといったものが見つからない。

 どうして新たにキーボードが欲しいと思うようになったか。

 パソコン本体でアプリ「メモ」を使っていて、文字変換が思うようにいかなくなってきたからである。それでストレスが溜まるようになってきた。

 それくらい我慢しろよと言いたいが我慢できない。パソコン本体からシャーシャーという音が出て、本体に触ると熱い。これは本体を使うなというシグナルかもしれない。

 この調子ではこれから迎える夏場を乗り切れるかどうか判らない。本体を少し休ませて、代わりにiPadに働いてもらおう。そう考えた。

 ところが、iPadにはキーボードがない。文字を打つにはキーボードが必要だ。それで堪えきれずに近所の電機量販店に愛車カブを走らせた。

 店員はキーボード売り場に案内してくれた。たくさんのキーボードがある中で、持参したiPadに合うキーボードはどれかと注文を言ったら、店員は迷わずBluetooth接続のキーボードを指し示した。私と意見が一致したので、レジカウンターまで行って実際に接続してもらった。

 うまくいった。で、家に帰ってもう一度接続したら、今度はうまくいかなかった。

 何が悪いのか判らなかったので、買った店に持っていって再度接続を試みた。うまくいかない。

 店員もどこが不具合なのかが判らない。他の店員に訊いても判らない。それで返品することにした。

 キーボードを代えるなということか。とほほ、一からやり直しだ。

 

【きょうの一枚】柿若葉。

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 「柿若葉」は俳句の季語にもなっている。もちろん季節は夏。

 座右の歳時記(合本俳句歳時記第四版ディジタル)には夏の草花がたくさん載っているが、「柿若葉」の説明がふるっている。

「柿の若葉は初夏らしく明るい萌黄色で、艶があり柔らか」。

 まさにそのとおり。

 こうして毎日ブログを書いていると、歳時記のお世話にならない日はない。タイトルに五七五のリズムで俳句もどきの言葉を刻んでいるからだ。相変わらず下手くそな五七五だけれど、巧拙はともかく、そうすることで四季の移ろいを肌で感じることができる。それが大事だし、取りも直さずそれが自然と共存することだと思っている。

 目標はあくまでも、坪内稔典氏の句「三月の甘納豆のうふふふふ」。だが、自分の作った五七五は、ああしたあっけらかんとした潔さにはなかなかなってくれない。心に遊びがなければああいう句は生まれない。

 

【書】順徳院じゅんとくいん(No.1,762)

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 「百敷や古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり」(意:宮中の古びた軒にぶら下がっている忍ぶ草を見るにつけても古き良き時代のことが思い出されることだなあ)

 順徳院は後鳥羽院の第三皇子。承久三年(1221)譲位し、父・後鳥羽院とともに承久の変をおこしたが、佐渡に配流され、当地で崩じた。享年46。

 

【ディジタル画】『倫敦塔』その37(No.1,202)

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 倫敦塔には、今なお当時の甲冑が展示されているという。倫敦塔は要塞でもあり処刑場でもあった。

 不気味で怖い場所だけど、そこにイギリスの血塗られた歴史が刻まれていると漱石は見ていた。

 

【昭和の風景】墨画(No.482)

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 絵手紙。「薔薇が咲いた。薔薇が咲いた。真っ赤な薔薇が……。」。

 昔、マイク真木という歌手が歌っていた。「薔薇が咲いた」は、その歌手の十八番の歌だった。音楽の教科書にも載っている。けど、この薔薇の絵を描いているときに浮かんできたのは、なぜかこの歌を作った浜口庫之助のちょび髭の顔だった。

 薔薇は地元・小公園に咲く真っ赤な薔薇。うちの庭に薔薇はない。前のオーナーの奥さんは薔薇好きだったが、オーナーは頑として奥さんの申し出を断ったそうだ。なぜかは知らない。

 

【タイムラプス】令和6年5月5日(日)6:30〜10:00の伊豆長岡の空。26秒。

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