いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

辻に旗極月無人販売所(あ)

【きょうの一枚】無人のミニトマト販売所。

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 いつもお世話になっているミニトマトの無人販売所。

 今年下半期は不定期で、いつやっているか判らない。たぶんやっているんじゃないかと思って出かけてもやっていなかったりする。

 だからといって向っ腹が立つということはない。生産者の事情もあるのだから無碍に消費者に合わせることもなかろう。消費者とて買いたくなければ行かなければいいだけのことだ。

 一方、なんでもかんでも消費者のためと考える時代は終わった。これからは、もっと生産者の立場に立って消費活動を考えなければいけなくなるだろう。そんな気がする。そうしないと農業をやる人がいなくなる。

 カミさんが神奈川・横須賀から来ていて、そのカミさんのリクエストで天城・月ヶ瀬まで水を汲みに行ってきた。水汲みの帰りに近所の辻に回ったら、ミニトマトの幟旗がはためいていた。あ、今日はやってるなと思って時計を見たら営業開始2時間前。2時間前じゃまだ売る準備もできていないだろうと思って、一旦うちへ戻って出直すことにした。

 家に戻って汲んできた水を降ろし、松ぼっくり収集に精を出す。

 庭の黒松の枝にくっついている松ぼっくりを落とそうと投げ釣り用の継竿を振るった。が、落ちなかった。カーボンの継竿なら軽くて作業しやすいと読んだのだったが、枝の松ぼっくりは意外にしぶとい。

 そこで、釣竿を本命の高枝切り棒に持ち替えて、先端のフックに引っ掛けるようにして落とした。脚立を引っ張り出して、それにまたがった。

 いつぞやは脚立ごと崖下に落っこちそうになったので、それ以来私以外の誰かが家にいるときにだけ脚立にまたがることにした。今日はカミさんが家にいた。それで脚立にまたがった。収穫した松ぼっくりは30個ほど。やや少ないけど今日はそれくらいにしとこう。

 松ぼっくりは落ちたが、それ以上に、針のように尖った松の枝がもっと落ちた。

 落ちてきた分は竹箒できれいに掃いたが、ミニトマトを買って戻ったら、またまた道路に松葉が散り敷かれていた。掃くには風が強すぎる。それで掃く気が一気に萎えた。

【書】「懈」カイ・おこたる(No.1,613)

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 忄(心)と、解(カイ。とく・ゆるむ意)とで、心がゆるみ「おこたる」意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版) 

 

【ディジタル画】『道草』七十五(No.1,053)

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 健三の細君の父が鉱山事業に手を出した。その一週間後に東北の都会で病に倒れ、細君の母親が見舞いに行くことになったが旅費がない。で、健三のところへ借りに来た。その頃、細君の実家は旅費も出せないくらい貧窮していたとみえる。

 誰が言ったか知らないが、俗に「金は天下の回りもの」と言ったりする。が、あれは嘘っぱちだ。金は私の懐中をいつも素通りして回ってきたためしがない。一体どこを回っているんだろう。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.333) 

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 奥の寝床で女が待っている。

 描きながら、三遊亭円歌の落語『山のあなた』を思い出していた。

 ローカル駅の駅長さんの格好をして、「山のあな、あな、あなたもう寝ましょうよ」とか言ってお客さんたちを笑わせていた。

 もちろんネタは、カール・ブッセの詩「山のあなた」。それと知って客は寄席に通う。笑いたくて通うのだ。そして話術巧みに客を笑わせて気持ちよく帰ってもらう。それが噺家のキモというわけだ。

 

【タイムラプス】令和5年12月7日(木)6:06〜8:36の伊豆長岡の空。36秒。

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