いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ピザ窯の薪運ばれて年の暮(あ) 

 たまたま上の孫が、明日 (12/23)、近くの高校を会場にバスケの試合があるとかで、今日(12/22)泊まりに来た。

 突然のことで何も用意していない。

 でも、これもたまたま「ピザバス屋さん」が薪を運んでくれるというので、これでピザを焼いて食わせてやることにした。ほれ、起きて起きて、ダッチオーブン君、出番だよ。

 孫たちが神奈川・大磯に引っ越してからしばらく会ってない。だけど、会っても話すことなんて何もない。かつて暮らしたこの家に眠っている思い出のあれこれと一緒にすやすや共寝すればいい。今はただそれだけ。

 

【きょうの一枚】待ちに待ったピザバス屋の薪。

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 朝、「ピザバス屋」の奥さんから連絡が入った。

 今日、明るいうちに、薪届けます。

 とか何とか言いながら、結局、ご亭主運転のトラックが着いたのはあたりがすっかり暗くなってからだった。

 でも、新しい年を迎える前に届いてよかった。お兄ちゃんの泊まりに間に合った。

 この薪を庭の薪置き場に積み上げ、必要な分だけ布バケツに入れてストーブの横に置いてある。

 「ピザバス屋」とは、私が勝手にそう呼んでいるだけで、誰もそう呼ばない。路線バスを改造してピザ窯を乗せ、ご自宅の山から伐り出した薪を突っ込んでピザを焼いている。それを販売しながら伊豆半島を巡り歩いている。ご夫婦でやっている。

 数年前に薪販売も行なっていることを知り、以来ずっとここに薪を頼んでいる。

 薪の販売は他の業者さんも取り扱っているが、ご自分でトラックに積んで家まで運んできてくれるのは、ここだけ。軽トラもなく、運転免許もない私には大変ありがたい。

 

 【書】「興」コウ・おこる(No.1,628)

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 二人が上下から両手を差し出したさまと、物をのせる板(のち、口を加えて同に変化し共同する意)とで、共同で持ち上げる意、ひいて、「おこす」意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)

 

【ディジタル画】『道草』八十九(No.1,068)

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 御常 (健三の養母)を無事帰したと思ったら、今度は島田(健三の養父)がやってきた。

 島田は、「腰から烟草入を出して、刻み烟草を雁首へ詰めた」。

 かつての映画のシーンにはタバコが小道具としてよく使われた。

 タバコとは紙巻きタバコのこと。その前は煙管で、先端の雁首に刻みタバコを詰めて吸っていた。親父が煙管を加えて一服する姿は、どこか家長然たる貫禄があった。

 映画館に行けば、スクリーンが霞むほどタバコの煙で充満していた。

 映画館に行く時に乗る路線バスにも灰皿があったの、覚えてます? あったんですよ。その時は当たり前に思ってたけど、今は、それこそ、煙たがられる存在になってしまった。

 かわいそうに、喫煙愛好家はどんどん肩身が狭くなっていく。

 今や世は、”水清ければ魚棲まず”という世界になってしまった。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.348)

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 江戸の変体仮名第11弾。「さ」の部。

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 面白いねえ『膝栗毛』。でも、「愛読書は何ですか」と尋ねられて『膝栗毛』とは言えない。今はの際にこっそり言う。

 

【タイムラプス】令和5年12月22日(金)6:13〜8:34の伊豆長岡の空。34秒。

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