いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

門松を立てて公民館玄関(あ)

 『オール讀物』今号の特集に「私の読書健康法」という読者投稿記事が載っている。

 いちばん若いので38歳、最高齢は83歳の方。全てが『オール讀物』愛読者で、全てが読書好き。中でも東海林さだお先生のファンが多いことに驚く。

 東海林さだお先生は漫画家だけど文章もうまい。個人的な好き嫌いでいえば、好んで読むというほどでもなく、どちらかといったらあまりいい読者とはいえない。だから、多くのファンがいることに多少驚いた。

 『オール讀物』今号を一読して言えるのは、皆さん「読書好き」ということだ。押し並べて本を読むのがお好きみたい。中には、風呂場に本を持ち込んで、ぬるま湯に浸かりながら本を読むという方もいらっしゃる。これは江國香織さんの影響が大なのだとか。へええ、そこまでして本を読みたいと思ったことないなあ。第一、本が湯気でふやけるら。雑誌だからそうなっても別にいいのか。

 私が注目したのは、この中でどなたかブログを書いている人がいないかということ。ざっと目を通したところ皆無だった。皆さん本を読むことが第一義でブログのブの字も言わない。くだらないブログを書く暇があったら本を読んでいた方がマシだということか。

 私は逆。ブログを書くことが第一義で、読書は二の次三の次。

 読書の効用は人生の潤滑油であることは百も承知だが、物事には優先順位があって、あれをすればこれができない。私にとっての優先順位のトップはブログを書くことであって、まあ、それだけのことです。本を読むことが最優先順位なら、それはそれでいいんじゃないですか? 読書量が多いからいい悪いという問題ではないと思う。要は、好みの問題でしょ?

 

【きょうの一枚】門松完成。

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 所用で地区を回って公民館に戻ったら、玄関に立派な門松が出来上がっていた。

 荒縄を締めるのは、下から七、五、三と締めて、縄の瘤も七五三と昔から決まっている。のだそうで、古式ゆかしい正月飾りの縁起物。「七五三」と書いて「しめ」と読むのは、しめ縄の「しめ」から来てるんですね。だから、なに。

 「門松つくりにあんたはいらない」と邪魔者扱いされたけど、一応のこのこ顔をつないで、姉が送ってくれた青森物産から、むしり鱈と王林りんごを差し入れた。

 

【書】「踵」ショウ・くびす(No.1,630)

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 足と、音を表す重(チョウ。ショウは変化した音。あとにつく意→従)とで、追いかける意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)

 

【ディジタル画】『道草』九十一(No.1,070)

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 「実家の父に取つての健三は、小さな一個の邪魔物であつた。……」。

 そうして健三は島田の養子になった。

 島田も島田で、健三を「物品」として扱った。

 こういうふうにして育った人間は、将来、一体どんな人間になるのだろうか。

 不憫な健三。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.350)

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 江戸の変体仮名第13弾。「す」の部。

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 「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」とうたわれた大井川。今はのんびりトーマス機関車が走っているが、当時は東海道の難所だった。

 

【タイムラプス】令和5年12月24日(日)7:17〜8:29の伊豆長岡の空。35秒。

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