いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

年の瀬や山の幸も海の幸も(あ) 

【きょうの一枚】青森の物産。

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 神奈川・川崎に住む実姉からクール宅急便が届いた。

 例によって、東京・飯田橋の青森物産館に立ち寄ったみたい。

 早速段ボール箱を開けた。ら、あるある私の好きなものだらけ。その中から選りすぐって「浅虫名産 久慈良餅」を手にした。

 冷凍用にパックされてある。これでだいぶ日持ちもよくなったが、やはり、出来立てほやほやにはかなわない。店頭で蒸す餅の湯気が懐かしい。

 久慈良餅の店兼工房は中学校の通学路途上にあった。通学路は国道4号線で、4号線は山と海に挟まれたひょろ長い土地を走っていた。右に東北本線が並走し、左は海岸線を埋め立てたバイパスで、バイパスの汀(みぎわ)を舐めるように陸奥湾が広がっていた。

 奥羽山脈が八甲田山で切れて、そこから真っ逆さまに陸奥湾に落っこちたところといえばいいか。そこに我が母校はあった。

 我が母校は、今は県営水族館になっていて、かつての学舎では地の魚が所狭しと泳いでいる。

 高校の地理の先生に言わせると、ちょうど「ふんどしの紐」にあたるのだそうだ。

 そこを通るたびに甘い湯気の香りが欠食児の腹を鳴らしたものだった。久慈良餅を食むと、そのときの多感だった頃の思い出がたちどころに蘇る。

 別に小腹が空いているわけでもなかった。が、食いだすとやめられない止まらない。餅は思い出と共に一気にぺろりと胃に収まった。

 物産の段ボール箱には長芋も入っていた。長芋は大好物。特に青森産には目が無い。だけど、冷蔵庫に仕舞うときに、何かの加減でぽきっと折れてしまった。腐らないうちに早く食わないと。

 

【書】「熾」シ・さかん(No.1,629)

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 火と、音を表す〓(ショク。熾から火のパーツを取り除いた形。シは変化した音。のぼる意→陟)とで、火が盛んにあがる意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)

 

【ディジタル画】『道草』九十(No.1,069)

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 島田(健三の養父)が金の無心にやってくる。

 健三も一旦は断るが、島田もしつこく食い下がる。

 「是丈の構をしてゐて、其位の融通が利かないなんて、そんな筈があるもんか」。

 おっと、かなりべらんめえ調になってきましたよ。

 「是丈の構」って、どれだけの構なんだろう。

 ふと気になって、修善寺・虹の郷に移転してある漱石の住居を訪ねてみた。

 漱石の住まいは至る所に残されているが、虹の郷にあるのは、漱石がいわゆる「修善寺の大喀血」事件を起こしたときに住んでいた家らしい。ここに住んで、別館として修善寺・菊屋旅館を利用していた。

 ディジタルの技術を駆使して風景画にチャレンジ。淡彩で描いたような雰囲気が出ました。これ、独学です。紆余曲折いろいろありましたが、独学でようやくここまで描けるようになりました。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.349)

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 江戸の変体仮名第12弾。「し」の部。

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 『東海道中膝栗毛』の面白さを訪ねて、弥次さん北さんと、さあ一緒に東海道の旅に出かけよう。 

 

【タイムラプス】令和5年12月23日(土)7:45〜10:46の伊豆長岡の空。22秒。

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