いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

寒声を遠くに聞くや持久走(あ)

【きょうの一枚】地元小学校の持久走。

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 今日は、地元小学校の持久走。

 私が立番をした分岐点から、最後に走り終えた後の34年女子ランナーを撮った。

 ここは道幅が狭い割に車が多く通る。おまけにごみ収集所もある。それで私たち交通指導員にお声がかかった。

 見ていると、たかがゴミを捨てるのに車に乗って来る人がいる。

 車社会を象徴するような朝の風景だ。ゴミを捨てるのまで車を使うようになったか。それでいながら足腰を鍛えるために金を払ってスポーツジムに通うんだから世話ない。

 今日は試走日(11/28)と違ってぽかぽか陽気の小春日和。風に制帽を飛ばされずに済んだ。

 沿道では、太い息を吐いて走る子を応援している。思わず「がんばれがんばれ」の声援が飛ぶ。私も任務を忘れて声援を送った。

 と、どんじりを走る子が私に体調不良を訴えてきた。「あと半分。頑張って走ればゴールだよ」と励まして山道に送ったが、本当は、ゴールまであと2/3あった。

 ゴールが遠いなあ、あの制服の人、あたいに嘘ついたんじゃないかなと思いながらどんじりを走っていたのかも知れない。

 

【書】「諧」カイ・やわらぐ(No.1,612)

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 言(音声の意)と、皆(ともにする意)とで、みな同じく調子が合う意。ひいて「かなう」意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)

 楷書の「楷」だと勘違いした。よく見たら「木へん」ではなく「言べん」の「諧」だった。

 この字に「かなう」という意味があることを初めて知った。いやあ、この歳になってもいろいろ新しい発見があるものです。

 こうして、今日もまた新しい発見を求めて新しいことに手を出す。

 だって、新しい発見をするのって、なんか得した気分になれるんだもん。まあ、そう思うのは私だけかもしれないけど。

 

【ディジタル画】『道草』七十四(No.1,052)

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 「印を捺(お)す事は何うも危険ですから已(や)めたいと思ひます。然し其代り私の手で出来る丈の金を調へて上げませう。……」

 そう来たか、健三。

 話が決まって帰る父を玄関で見送る細君と健三が、不仲だというのが気になる。

 でも、いつの世も、夫婦というのはそういうものかもしれないな。

 夫婦って、なかを割ってみればお互い赤の他人同士なわけだから、年を重ねるとともに素性も割れるってえ寸法だ。

 互いに好きなところ嫌いなところが判ってくる。それが夫婦なんだろうな。

 

【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.332) 

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 床几に和菓子を並べて売っているところへ弥次さん喜多さんが登場し、和菓子をつまみながら売り子さんと値引き交渉する。こんなやり取りが昔は普通だったんだね。

 払わないと言ってるんじゃない、からかってるんだ。

 今のスーパーやコンビニじゃあり得ない。

 

【タイムラプス】令和5年12月6日(水)6:02〜8:26の伊豆長岡の空。35秒。

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