時たま、無性に津軽の今を知りたくなって、地方紙に目を通したりする。
それで、弘前に本社を持つ新聞社『陸奥新報』のコラム「冬夏言」を見たら、こんなのがあった。
「最高気温が20度を超え、11月とは思えない気温の高さに驚かされた上旬。今月も平年より暖かいのかなと思っていたら、中旬に入ると急激に気温が低下。11日は首筋の痛みに悩まされた▼……」(11/16)。
えっ? 首筋の痛み?
「寒暖差疲労」というらしい。気温差が大きいと自律神経が過剰に働いて疲れがたまり、肩や首の凝り、頭痛、倦怠感などの症状が出るという。現代病だろうか、そんな病気があるなんて聞いたことない。
そうなったら、寝る前に首のストレッチをすればいい。ストレスを溜めないこと、規則正しい生活を送ること、入浴でゆっくり体を温めること、というのが有効らしい。
そして最後にこう締める。
「これらはさまざまな病気の予防にもつながるはず」。
私も昔から健康の秘訣は「ストレスを溜めないこと」、これに尽きると心得ていた。
ところが、である。これがこのところ、ストレス溜まりまくりで、いつ「寒暖差疲労」が起きてもおかしくない状態になっている。
ああ、温泉に浸かって、旨し酒を飲んで、ゆっくりゆったり過ごせたらどんなにいいだろう。
夏と冬の間に、暑くもなく寒くもない、そんな中途半端な季節があった。
秋。
それが暑い暑いと思っていたら、いきなり寒太郎が山から降りてきた。そんな感じで寒さと向き合っている。
いったい、秋はどこへ行っちまったんだろう。あの、どっちつかずの中途半端がよかったのに……。
【きょうの一枚】夜のコンビニ。
神奈川・横須賀の法事の帰りに立ち寄った。明かりが煌々と点いている。
カミさんはこの店で買い物をした後、財布を失った。
実は、財布は伊豆に着いてから出てきた。車のドア脇に落ちていたのを、無くした本人が探し出した。
そうとは知らず、財布がないことを魔に受けた私は、届いてないかどうか伊豆からこの店に電話をしてしまった。この店は鎌倉霊園の近くにあった。
【書】「養」ヨウ・やしなう(No.1,594)
食と、音を表す羊(ヨウ。すすめる意→将)とで、食物をすすめる意、ひいて「やしなう」意を表す。(『旺文社漢字典第2版』)
【ディジタル画】『道草』五十六(No.1,034)
島田(健三の養父)は健三の所へちょいちょい顔を出した。
「利益の方面で一度手掛りを得た以上、放したらそれつ切だといふ懸念が猶更彼(島田)を蒼蝿(うるさ)くした」。
健三宅へ来て島田が健三の紙入を誉めた。
「好い紙入ですね。へえゝ。外国のものは矢つ張り何処か違ひますね」。
健三が持っている紙入は倫敦の繁華街で買ったものだった。
「紙入」とは、札入れ財布のこと。
私は、そんな高価な紙入なんて持ったことない。てか、それに仕舞うものがない。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.314)
弥次さん。男前だねえ。
【タイムラプス】令和5年11月18日(土)6:39〜12:36の伊豆長岡の空。22秒。
今度は、リンク先もオレンジ色にならなかった。ちゃんと貼り付けができてるんだろうか。