いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

花木槿隣の犬の吠えたてて(あ)

【きょうの一枚】庭のムクゲ(木槿)。

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 うちのは赤紫の木槿。ちょうど南隣家の玄関を覆い隠す。

 最近、ワンちゃんが隣の家族に加わって、これがうるさいことこの上ない。やたら吠えまくる。そんなに吠えなくてもいいだろうと思うくらい元気に吠える。暑そうな毛皮して、お前、夏バテという言葉を知らないな。

 玄関が空いたと思った途端に辺り構わず吠え散らす。おとなしくしているのなら我慢もできようが、じっとしていないから頭にくる。こんな犬の鳴き声ひとつにカリカリするのも大人気ないが、イライラの種になるから黙ってもいられない。

 この前は、とうとう堪忍袋の緒が切れたというふうに、うるさい! と怒鳴った。そうしたら、すかさず飼い主が出てきて迷惑なやかましちゃんを家に入れたっけ。いやはや、犬を飼うのも一苦労だねえ。

 そんなことで近所付き合いに波風が立とうものならさぞかし不本意極まりなかろう。でも、えてしてそういうことで付き合いがぎくしゃくすることもあるようで。了見が狭いというか何というか。

 木槿の花が我関せず咲くみたいにはなかなかいきませんな。

 

【書】「歩葉」はにホす(No.1,488)

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「落ち葉の上を歩く。」(『旺文社漢字典第2版』)

「歩」は、左右の足あとを前後において、「あるく」意を表す。

「葉」は、薄い木片に艹(草)を加えて、草木の薄い「は」の意を表す。転じて、世の意に用いる。

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』報告 十二(No.928)

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 雨の夜に松本が連れていた若い女は、松本に言わせると、「高等淫売」だそうです。探偵を頼んだ田口にそう伝えてくれと敬太郎は頼まれた。

 「高等淫売」とはなんぞや。

 全集注解には「良家の子女が淫売により金銭を得ること、またその人。生活のためではなく、贅沢をするための行為とされた。また、貴婦人のように装って売淫する女性をもいう」とある。

 へええ、そんな金稼ぎ商売があったんだ。

 男は金を渡して女と遊ぶ。女はその金で贅沢をする。それで世の中が回っていた、そんな時代だった。 

 

【昭和の風景】208

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「保土ヶ谷」色付け。

 宿場の家並みを一歩裏へ抜ければ、そこには糞尿立ち込めるのどかな田園が広がっていた。

 小高い丘の向こうの青い山並みは箱根連山だろうか。

 浮世絵を眺めながら、そんなこんなを想像するのが楽しい。

 

【タイムラプス】7/15(土)6:58〜9:44の韮山方面の雨空。20秒。

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  「yahoo!天気」のアメダスでは8時頃に雨が降るという予報だったので、いつ降られてもいいように、最初からカメラを軒下にセットした。ところが、まるで降る気配がない。その頃雨雲は秋田界隈を彷徨っていたのだった。

 秋田の惨状をテレビで見るにつけ、心痛みます。と同時に、命懸けで惨状をテレビ放映される関係者に敬意を表します。