いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

その定め見納めと散る枯れ葉かな(あ)

 ケーブル会社への違約金を払いに地方銀行駅前支店まで行く。
 インターネットバンキングで振り込むと、振込先が自動的に登録される。手数料もかからない。
 で、登録されると、2回目以降の振込は2桁の数字を二度入力する手間が省ける。これはとても便利。娘に送金するときも、新潟のお米農家に代金を払うときも、振込先が登録されているからセキュリティチェックをパスできる。
 今回もケータイを操作して違約金を払おうとしたら、2桁数字の入力を求められた。そうだ、初めての振込先は登録されていないからセキュリティナンバーを打ち込む必要があったんだった。
 ところが、そのセキュリティナンバーが判らない。突然孫と一緒に暮らすことになったときに和室6畳間を3畳二間に仕切ったが、そのときにセキュリティのカードをどこへ仕舞ったか失念してしまった。
 そのカードがないとケータイから振り込めない。そこでわざわざ銀行まで行って振り込まなければならない。手数料もバッチリ取られる。
 振込を終えて銀行の人にカード再発行申請の仕方を訊いたら、ケータイからインターネットにアクセスしなければいけないと言われた。
 早速家に戻ってやってみた。が、これがうまくいかない。というか、どこにアクセスしていいか判らない。それで、違約金の振込は今回だけだろう二度目はないだろうと決めつけて登録しないことにした。
 セキュリティカードは家のどこかにあるはずだが、それがどこだか思い出せない。家探しする気も起きない。でもそれだと終活に支障が出るよなあ。きっと、後に残されるカミさんも困るら。しょうがねえ探すか。ヨッコラセ。


【今日の一枚】きりもなく舞い散る落ち葉。

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 最近は、庭の落ち葉を拾うことが日課になっている。それも一日に1回では済まされない。3回はやる。
 写真の落ち葉は木槿だな。こいつが雨が降るっちゃあ落ちる。風が出るっちゃあ落ちる。ちょっと気を許すと、容赦なく降ってきやがる。これに庭の奥から柿の葉が加わる。表道路の向こうから桜の枯れ葉が吹き溜まる。かくして拾ったそばから次々と舞い降りてきてきりもない。
 中村汀女のよく知られた句に「咳の子のなぞなぞあそびきりもなや」というのがあるが、まさにその「きりもなや」だ。
 近所を散歩して回る方がよほど生産性があると思うが、庭の落ち葉を放っておくわけにもいかず、ケータイで音楽を流しながらせっせと落ち葉拾いをしている爺なのでした。


【書】「疾呼」しっこ(No.1,217)

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 「はげしく叫ぶ。甲高く叫ぶ。しきりに叫ぶ。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「疾」は、疒と矢(し。「しつ」は変化した音。やの意)とで、もと、矢きずの意を表す。ひいて、広く「やむ」「にくむ」意、借りて「はやい」意に用いる。
 「呼」は、口と、音を表す乎(こ。はく息の音)とで、息をはく意を表す。借りて、大声で「よぶ」意に用いる。


【ディジタル画】『それから』 一の三(No.657)

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 門野は書生として代助の家に転がり込んでいる。代助は言う。
 「外のものが、みんな稼いでいるのに、君許り寐てゐるのは苦痛ぢやないですか」
 それに対して門野は、
 「いえ、左様でもありませんな」
 と平然と答える。きっと社会がそういう風潮を大目に見てくれた時代だったんだね。ああ、そういう時代の書生として生まれたかった。


【タイムラプス】10月17日(月)6:34〜8:36の伊豆長岡の空。30秒。

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【新型コロナ】10/17(月)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→14,884(前週同曜日比 +2,084)
累計感染者数→21,798,894
死亡者数→45,951(前日比 +61)
<静岡県>
新規感染者数→574(前週同曜日比 +184)