【きょうの一枚】木斛の花。
庭に小さい花がたくさん散り落ちていた。なんだろうと思って真上を仰いだら、庭に落ちたのと同じ花が枝にびっしりついていた。
モッコク(木斛)である。そうか、木斛の花ってこの時期に咲くこんな可愛い花だったんだ。
手元のディジタル歳時記で「木斛」と漢字検索したら出てこない。「の花」を末尾に足して検索し直しても、やっぱり出てこない。庭木に人気の木斛だからてっきり歳時記に載っていると思ったら載ってなかった。
検索の仕方が間違ってるのかな。そう思って「木斛」の漢字をひらがなとカタカナの両方で検索し直してみた。それでもダメだった。何だろう、よく判らない。
検索に疲れて一休みしていたら、ケーサツから電話が入った。高齢の女性が行方不明になっているので捜査に協力してほしい。ついては行方不明になった方が公民館の防犯カメラに映っているかもしれないので、それを確かめるのに立ち会ってほしいとのことだった。
それで時間を設定して公民館を開けた。
公民館横に防災用の倉庫がいくつか並んである。そのうちの一つに防犯カメラが取り付けられてある。ところがカメラのレンズに蜘蛛の巣が張ってあって、実際に作動しているかどうか定かでない。
と、そこへちょうど投函する通販商品を持って郵便ポスト脇に車を横付けした人がいた。
見ると、坂の上に住む重鎮である。
この方は、この地区を開発した当初から住んでいらっしゃる方で、なぜ防犯カメラがそこに設置されたか、その経緯をよく知っていた。
そういう方がいらっしゃると話は早い。話はとんとんと進んでとんとんと終わる、はずだったが、結論からいうと、残念ながら行方不明者を探す手がかりとなるような情報は提供できなかった。カメラは「現在使われておりません」状態だった。
【書】「賃作」チンサク(No.1,474)
「賃銀(賃金)をもらって働く。賃傭(チンヨウ)。」(『旺文社漢字典第2版』)
「賃」は、貝と任(ニン・ジン。まかせる意)とで、まかせた仕事に対する支払いの銭の意を表す。
「作」は、原字の〓(サク・サ。作から亻のパーツを取り除いた形。つくる・たちまちの意)に人を加えて原字と区別し、おもに「つくる」意を表す。転じて「おこす」「なす」意に用いる。
【ディジタル画】『彼岸過迄』停留所 三十四(No.914)
西洋料理のデザートの段になった。が、「男と女はまだ落付いて話してゐた」。
女は男に訊く。「何故そんな所に黒子なんぞが出来たんでせう」。
今さら? ここで口にする質問か? 生まれた時からそこにあるんだから、何故出来たと言われても答えようがない。
【昭和の風景】194
「ザ・ピーナッツ」。
「シャボン玉ホリデー」の主役。本名は伊藤エミと伊藤ユミ。双子。どちらがエミでどちらがユミか判らないまま、毎日曜6時半からずっと見ていた。タイガースの沢田研二と一緒になったのはどっちだっけ。まあ、どっちでもいいけど。
ある日、八歳上の兄に連れられて街の映画館で見た「モスラ」の主題歌を歌っていたのは、この双子の歌姫だった。
【タイムラプス】7/1(土)7:00〜9:26の韮山方面の雨空。36秒。