いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

白木蓮咲くや雨天を蹴散らして(あ)

【きょうの一枚】ハクモクレン(白木蓮)

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 近所の沈砂地の土手に咲く。ソメイヨシノの古木が立ち並ぶ中に、一本だけ頑張って咲いている。花見の対象からは外れるけれど、私は毎春、密かにこの花が咲くのを待っている。

 

【書】「喜雨」キウ(No.1,361)

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「ほどよい雨。時にかなった雨。甘雨。」(『旺文社漢字典第2版』)

「喜」は、台の上に太鼓を立てたさまで、音楽を演奏して「よろこぶ」意を表す。

「雨」は、一面に雲のたれこめた天から水滴の落ちるさまにかたどり、「あめ」の意を表す。

 

【ディジタル画】『門』七の五(No.801)

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 宗助御米夫婦は、借家住まいである。家主は崖の上の坂井さんとおっしゃる方。そこへ昨夜、泥棒が入った。御米が大きな音を聞いたのは、その泥棒が崖から落ちた音だった。

 とりあえず、翌朝、宗助は、盗られたものを返しに家主宅へ行く。勝手口に回って戸を開けると、板の間に瓦斯七輪が置いてあった。

 瓦斯七輪? 全集註解によると、瓦斯焜炉のことらしい。それを画に描こうとしたが、ネットはことごとく現代のガスコンロの画像ばかりで参考にならない。唯一、当時の東京ガスのチラシがあったので、すがる思いでそれを参照した。それが今回のディジタル画。晩酌に瓦斯七輪で牛肉でも焼いているのだろうか。

 

【昭和の風景】84

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 棟方志功(ムナカタシコウ)。

 青森市出身の板画家。世界的に有名な版画家なのだが、御本人は版画家という言い方を嫌う。それは、彫刻刀で板を削る姿勢を見れば納得する。板を舐めるようにして作品を仕上げていく。まさに、鬼と化して板に対峙する。その迫力たるや半端ない。とても真似などできようはずもない。

 ムナカタシコウが世界に名を轟かせる前、シコウは地元世間にあまり評判はよくなかった。母が子を叱りつけるとき、「このシコウ!」というような言い方をした。つまり、そんなことばかりしているとシコウみたいなロクでもない人間になるぞ、というわけだ。

 が、テレビで評判になると手のひらを返したように持ち上げるようになる。そうして世界的に有名になったムナカタシコウは、「おらが村」のヒーローとして燦然と輝き出すのである。

 

【タイムラプス】3/10(金)6:06〜8:11の韮山方面の雨空。31秒。

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【新型コロナ】3/10(金)23:55現在(yahoo!ニュース)

<国内>

新規感染者数→9,103(前週同曜日比-1,380)

累計感染者数→33,324,317

死亡者数→73,172(同日比+115)

<静岡県>

新規感染者数→408(前週同曜日比+40)