いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

冬椿躊躇ひ微塵もなかりけり(あ)

 乗タクを利用して市立図書館へ行った。
 図書館に行ったのは、現在あたためているお話に使える資料がないかチェックするためである。
 郷土史の書架を隈なく見ていったら、あった、見つけた。
 A4版の本でタイトルに「………の手記」とある。がしかし、表紙に「持出禁止」のラベルが。諦め切れずにカウンターの女性に訊いたら「館内でご覧ください」と言われた。やっぱりね。年末にじっくり時間をかけて目を通そうと思ったけど、その目論見はいともたやすく外れた。見たかったら図書館まで足を伸ばせ、ってか。でも、そんな時間あるかな。
 同じ書架に『庶民写真館』というのがあった。地元新聞社が平成11年に発行した写真集である。こっちは「持出禁止」のラベルは貼ってなかった。
 掲載された写真はどれもこれも懐かしいものばかりで、その場で思わず見入ってしまった。そして、見切れず借りてしまった。
 昭和30年40年の写真が多く、その頃といえば、まさに私が洟垂れガキで青森の野山を駆け回っていた頃と重なる。そうか、そんとき静岡はこんなふうだったのね。
 年末年始は、この写真を参考にしながら、当時の庶民の暮らしをディジタル画に描き残しておこう。
 となれば結構忙しいぞ。この年末年始はのんびり過ごそうと思っていたけど、どうやらそうもいかなくなってきた。


【今日の一枚】カンツバキ(寒椿)。

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 庭の奥に咲いている。その隣には小さくて白いサザンカ(山茶花)。山茶花の方は、この時期あらかた散ってしまった。近所の山茶花はまだ散り残って今を盛りと咲いているのに、それに比べてうちのはちょっと散るのが早すぎる。もうちっと頑張って咲けや。
 寒椿は、まだ枝に蕾をくっつけているから、これからしばらくは花を楽しめそうだ。
 もちろん、仏壇に供えるよう横須賀に帰るカミさんに持たしてやった。


【書】「魚水」ギョスイ(No.1,275)

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 「魚と水。転じて、切っても切れない、ごく親しい関係のたとえ。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「魚」は、さかなの形にかたどり、「うお」の意。ひいて「すなどる」意を表す。
 「水」は、水の流れるさまにかたどり、水流、「みず」の意を表す。


【ディジタル画】『それから』 十一の五(No.715)

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 前日、小石川に平岡を訪ねたが、平岡も三千代も夫婦とも留守だった。そこで代助は電車を乗り継いで神田まで出て、神田のビアホールでビールをぐいぐい飲んだ。
 「翌日眼が覚めると、依然として脳の中心から、半径の違つた円が、頭を二重に仕切つてゐる様な心持がした」
 いわゆる二日酔いの症状だと思うが、私にはいまいちピンとこない。
 私も何度か二日酔いを経験したことがあるが、ぼんくらな頭には半径の違った円が出て来ることはついぞなかった。


【タイムラプス】12月14日(水)6:27〜8:31の伊豆長岡の空。30秒。

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【新型コロナ】12/14(水)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→190,378(前週同曜日比 +41,712)
累計感染者数→26,525,961
死亡者数→52,614(前日比 +265)
<静岡県>
新規感染者数→5,837(前週同曜日比 +1,647)