いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

五月空雲一文字に突き刺して(あ)

 志茂田景樹さんのLINEBLOGが泣ける。
 きのう読んだのは、志茂田さんが小学3年の頃、母がバットとグローブを買ってくれた話。
 喉から手が出るほど欲しかったバットとグローブだったはずなのに、口をついて出た言葉は「僕はそんなもん使わないよ」だった。それを聞いた母の悲しみはいかばかりだったろう。母は、「どれだけ大変な思いをして買ったかわかっているの」と辛そうな声で叫んだ。
 話はそこで終わらない。その日は一駅先の耳鼻科へ通院する日になっていた。治療を終えて家に帰ると、母は好物のジャガイモの煮っ転がしを作ってにこやかに僕を迎えた。
 「その瞳にはやはり悲しい色がにじんでいた」
 「その悲しい色に僕は心の中でごめんなさいと謝った」
 息子に対する母親の気持ちって、いつの時代もこんな感じなんだろうな。そして、母親に対する息子の気持ちも。


【きょうの一枚】飛行機雲。

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 天候が崩れる前の青空。この後ダブルの低気圧が近づいてきて、2日連続の小やみない雨をもたらす。
 カミさんは荒天の箱根越えはいやじゃと抜かし、そそくさと伊豆を後にした。


【書】「始元」しげん(No.1,061)

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 「はじめ。おこり。=始原」(『旺文社漢字典』第2版)
 「始」は、女と、音を表す台(い。「し」は変化した音。はじめの意→初)とで、長女の意、ひいて「はじめ」の意を表す。
 「元」は、人と、その頭部の意を示す二とで、人の頭の意、ひいて、おさ、「もと」「はじめ」の意を表す。


【ディジタル画】『三四郎』 62(No.501)

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 大学の陸上運動会を見学に来ていたよし子と美禰子を見る三四郎。
 三四郎は砲丸投を見る。長飛(走り幅飛び)を見る。槌抛(ハンマー投げ)を見る。
 「三四郎は此槌抛に至つて、とうとう辛抱が仕切れなくなつた。運動会は各自勝手に開くべきものである。人に見せべきものではない」と思い込んで、会場を抜け出して、裏の築山の所迄来た。そこを並んで通る二人の女性。よし子と美禰子である。
 そのとき美禰子はどんな和服姿だったのだろう。今回はそれをイメージして描いた。
 ここしばらくProcreateに親しんできたけど、そろそろConceptsの勉強もしなきゃな。いくらかでも小遣い稼ぎをしたいならConceptsをマスターしておいた方がいい。そんな気がする。


【タイムラプス】5月14日(土)8:37〜10:21の伊豆長岡の空。25秒。

https://www.facebook.com/1298610339/posts/10228397897674707/?d=n


【新型コロナ】5/14(土)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→39,647(前週同曜日比 +18,027)
重症者数→156(前日比 −3)
累計死亡者数→30,012(前日比 +38)