いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

この歳で面接受くる年の暮(あ)

 午後から三島・大場の病院で定期検診。血圧、血糖値、体重は良好。一つだけ気になったのはHbA1c値が前回より0.4ポイントも跳ね上がったこと。みかんをバクバク食うようになったからかなと主治医に言ったら、主治医も首肯しながら「果物の糖分って意外にあるのよね」と言い、拳を作って「せいぜいこれくらいにしときましょ」と言った。つまりそれは、一日小みかん1個に抑えましょうねという合図。そんなこと判ってらい。でも食っちゃうんだよね。


【きょうの一枚】韮山時代劇場。

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 ここに来年1月から大河ドラマ館が開設される。そのスタッフの面接がきょう行われた。結果は今月15日以降に電話なりメールなりで知らせるという。
 この歳になって、就活の結果を待つ気分は、なんとも妙ちきりん。でも、私にはなんとしても受かってくれないと困る事情がある。
 給金はこれまででいちばん低いが、そんなこと言ってられない。少しでも給金をいただいて生活に注ぎ込まないといけない状況になったのだから、じっと我慢の爺に徹しないといけない。ああ、これで悠々自適の老後生活は露と消えてしまったとほほ。
 面接はグループ面接の形をとった。面接官が次々と質問を発し、それに私も含めた4人の面接者がめいめい答えていく。
 面接官の1人が「大河ドラマ館を訪れた方に、来てよかったと思わせるにはどういう工夫が必要か」と尋ねた。私は、撮影に使った衣装とか小道具とかをドラマ館に展示する予定だというその方に、エキストラ体験で得た裏話を聞いてもらうのも面白いのではないかと答えた。実際、私はブログでは言えないけれどドラマ館でなら話せそうな小ネタを、エキストラをすることによってたくさん仕入れた。
 また、併設される予定の物産館の責任者からは、「市の魅力をアピールするとしたら、どういう物産品を用意したらいいと思うか」という問いには、温泉まんじゅう詰め合わせセットがいいと提案した。市には温泉まんじゅうを作るお店が多くあるけど、それぞれの店舗の温泉まんじゅうを一箱に寄せ集めたらどうかと言った。値段にもよるけれど少なくとも私なら買いたいと思うと言った。
 最終選考まで残るかどうかは判らない。あとは結果を待つのみ。


【書】「且月」しょげつ(No.905)

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 「陰暦六月の別名。焦月。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「且」は、肉を盛って神に供えた重ね形の器の形にかたどる。俎(そ=肉を供える台)の原字。おもに借りて、「かつ」「しばらく」などの意の助字に用いる。
 「月」は、月の形。「つき」をいう。月はみちかけするものであるが、まるい形の日(太陽)と区別するために、三日月の形とする。


【ディジタル画】テオフィル・アレクサンドル・スタンラン(No.346)

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 しばらく留守にしていた『吾輩は猫である』に戻ってきた。
 場面は、二絃琴のお師匠さんに飼われていた三毛子が亡くなった後の「吾輩」の処遇が語られるところ。いわく、「今に左り甚五郎が出て来て、我輩の肖像を楼門の柱に刻み、日本のスタンランが好んで我輩の似顔をカンバ(全集では「ワ」に「゛」を付けている)スの上に描く様になったら、……」と。
 スタンランとは、どのような画家か。全集の注解には「(1859〜1923)  フランスの画家。ロートレックと並んでパリの風俗画家として知られ、挿画、銅版画、ポスターなどを手掛けた。猫のスケッチものこしている」とある。
 なるほど「猫のスケッチ」か。それで『吾輩は猫である』にご登場願ったわけですな。どれどれと検索したら、猫のスケッチ画がぞろぞろ出てきた。こういう知識をさらりと披露するところが漱石の漱石たるゆえんなんでしょうね。さすが懐が深い。


【タイムラプス】12月7日(火)6:09〜8:08の伊豆長岡の空。29秒。

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【新型コロナ】12/7(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→60(前週同曜日比 −21)
重症者数→29(前日比 ±0)
累計死亡者数→18,364(前日比 +1)