いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

柊を挿すあと何年の余命かな(あ)

【きょうの一枚】庭のヒイラギ(柊)。

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 手入れも何もしないのに、こんなに大きくなった。
 地方の節分には、この枝にイワシ(鰯)の頭を突き刺すところもある由だが、伊豆では見たことないなあ。伊豆にはそういう風習はないのかな。


【書】「 臣節」しんせつ(No.957)

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 「臣下として守るべき節操。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「臣」は、見開いている目の形にかたどり、もと、目玉の意。転じて、開いた目を伏せて主人の前でかしこまるしもべの意、ひいて、君に仕えるけらいの意に用いる。
 「節」は、竹と、音を表す〓(そく=喞の「口」を取り除いた形。「せつ」は変化した音。たち切る意→切)とで、竹の一ふし一ふしを隔てる「ふし」の意を表す。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』78 (No.399)

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 『吾輩は猫である』の第7巻末に大町桂月の名が出てくる。
 作品では、大町桂月は「現今一流の評論家」ということになっているが、私がその名を知ったのは青森県蔦温泉経由で、一流の評論家だったというとっかかりから入ったわけではない。
 だから、大町桂月の評論は一本も読んでいない。だけど、お名前だけは知っていた。奥入瀬渓流を歩いた人なら知らない人はいないんじゃないかな。
 宿は山深い奥入瀬渓流沿いにぽつんと一軒だけある。源泉は湯槽の板底の下から湧き出て、それだけでもう風情満点の秘湯の趣である。
 蔦温泉は大町桂月お気に入りの定宿だったことは高校時代から知っていたが、井上靖も投宿したことがあるとは知らなかった。名物「泉響の湯」は井上靖が蔦温泉の雰囲気を「泉響颯颯」と詠われたことからいただいたと宿の案内にある。
 今はコロナ禍で中断しているけれど、かつて、職場の同僚の飲み会で地酒巡りの旅をしようという話が持ち上がり、そのとき蔦温泉を二日目の宿に決めた。蔦温泉に決めたのは、私の故郷が青森だったということと、同僚のうちの一人が秘湯巡りが好きで、ぜひここに泊まりたいと所望したから。
 そこで青森の地酒・田酒(でんしゅ)を浴びるほど飲もうと勇んで出かけたところまではよかったが、二日目の旅程が、竜飛岬→太宰治の斜陽館→葉桜の弘前城→武家屋敷→ネプタ館見学という強行軍だったことと、斜陽館近くで摂った遅い昼食のカツ丼が胃で消化しきれないうちに蔦温泉に着いたことが重なって、名物の秘湯に入るのがやっとだった。
 せっかくの宿自慢の料理をことごとく食い残す羽目になり、宿に申し訳ないことをしたと反省しきり。そんな苦い経験を持つ蔦温泉だった。今度行くときはもっと時間に余裕を持って行きたいね、とはその後に行なった反省会での弁。だったはずだが、その後の呑兵衛旅行でも強行軍の傾向は改善される気配はなかった。
 年に一度の旅行ともなると、あれも見たい、ここへも行きたいと、どうしても欲張っちゃうからなあ。仕方ないところもあるよね。でもねえ、そろそろ歳を考えないと。若い頃と違ってみんな無理のきかない歳になってるから。
 今回は字も画もすべて「Gガッシュ」で描いた。 


【タイムラプス】1月28日(金)7:31〜10:16の伊豆長岡の空。20秒。

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【新型コロナ】1/28(金)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→78,931(前週同曜日比 +32,730)
重症者数→537(前日比 +67)
累計死亡者数→18,651(前日比 +47)