いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

小蜜柑の皮散らかして勉強子(あ)

 自治会に「乗合タクシー推進委員会」という組織がある。そこの委員長から「ぜひ乗合タクシーを利用して、その感想を聞かせてください」と言われていた。
 利用する機会がなかなかないままきょうまできたけど、ようやくきょうその時間を作ることができた。で、利用してみた。
 決められた乗り場が地区に9箇所あって、私の家からいちばん近い乗り場に、9:30発のタクシーを予約する。
 この乗合タクシー、昨年7月にようやく正式運行する運びとなったが、いまだに利用率が低迷している。それで私にもお誘いの電話があったわけだが、利用してみて使いづらいことがよく判った。
 まず、運行が行きも帰りも3便ずつしかない。行きは8:30、9:30、13:30。帰りは11:30、13:30、15:30。私は9:30のタクシーを利用したが、その時刻に間に合わせるための行動に制約がかかる。自家用車なら多少遅れようが何しようが構わないが、乗る時間を予約すれば、何がなんでもそれに間に合わせなくてはいけない。8:30のを予約する場合は、前日までにその旨を先方に告げなければいけない。
 次に、料金。片道400円は通常のタクシー料金のほぼ半額だが、乗り降り自由な循環バスが100円で運行されている地域があることを思えば、やはり片道400円の運賃は収入が年金しかない身には負担だ。負担が重いから、毎日などとても利用する気になれない。だったら我慢して家に籠もる。
 きょうは図書館に行ってみたけど、調べものをするにも、5Gの通信速度がフルに使える家の方が断然便利。それに私はiPadで画を描いているが、家にいるとくつろぎスタイルのままでいられるのがいい。髭を剃ったり髪を整えたりする必要もない。
 ただ一つだけメリットを挙げるとすれば、それは無料で暖房の恩恵に浴することができるということ。暖房費が嵩む今は、公共施設の暖房はなんといっても魅力だ。灯油や薪を消費しなくて済むというだけでもありがたい。きょうは、そのことが身に染みて判った。


【きょうの一枚】西浦みかん問屋。

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 先日、カミさんがみかんを一箱買って家に置いて帰った。私がその日の自治会に顔を出していた留守に最寄りのスーパーで買ったという。
 実は私は自治会の寄り合いが終わった後、カミさんをこのみかん問屋に連れて行くつもりでいた。そして、そこでみかんを買うつもりだった。ところがどっこい、私の留守中に孫娘を連れて勝手にスーパーで買っていた。その不満が私の顔に出ていたのだろう。カミさんはそれと読んで「なに、ぷりぷりしてんの?」と言ったものだ。それが、余計私をぷりぷりさせる。まあ、私がみかん代を出したわけじゃないから、どうでもいいっちゃあいいんだけど。


【書】「丘民」きゅうみん(No.886)

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 「いなかに住む人民。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「丘」は、古い字形では、両山にはさまれた谷あいの形で、山間の凹地(くぼち)のところをいうようである。いま土地の小高くなったところを丘といい、「おか」の意味に用いる。
 「民」は、目を刺している形。金文の字形は眼睛(がんせい=ひとみ)を突き刺している形で、視力を失わせることをいう。視力を失った人を民といい、神への奉仕者とされた。


【ディジタル画】オノレ・ド・バルザック(No.328)

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 きのうのカーライルに続いて、きょうはバルザックが『吾輩は猫である』に登場。
 執筆中の小説に出てくる人物の名がどうしても思いつかず、折しも訪ねてきた友人を散歩に誘って朝から晩までパリを探索したというエピソードを語る。
 『吾輩は猫である』では、実にさまざまな人物が紹介されるからバラエティに富む。その人物の肖像画を描くだけでもずいぶん勉強になる。
 きょうも描画を「墨ブラシ」で描き、彩色には「水彩&ぼかし」を使い、字を「いつもの手書きペン(カヌレ)」で書いている。

 
【タイムラプス】11月18日(月)6:52〜8:51の伊豆長岡の空。29秒。

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【新型コロナ】11/18(月)10:00現在(Yahoo!より)
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重症者数→78(前日比 −4)
累計死亡者数→18,336(前日比 +5)