いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

見あぐれば富士雲隠れみかん剥く(あ)

 薪を注文したことで薪置き場が潤っている。でもそれも今のうちか。年が明けて睦月も終わる頃にはあらかた燃えてなくなってしまうんだろうな。今シーズン終了までにもう一回ピザバス屋さんに運んでもらうことになるかな。
 薪ストーブはいい。寒いと、家族皆がそこに集まる。暖気が2階まで及ぶから、2階は暖房具がなくても暖かい。あっても炬燵くらい。
 シーズン中は私が薪奉行を務める。薪ストーブを家の中に入れると決めたときからそうなっている。そろそろ終活の一環として次代へバトンタッチしようと思うが、薪のくべ方を誰も覚えようとしない。もしかしたら私の亡き後は、薪ストーブの運命もそこで尽きるのかもしれない。
 私が最も懸念するのは、今の子は炎を知らないで育つのではないか、火の怖さを知らないまま育ってしまうのではないかということ。オール電化で、スープの温め方は知っているけど、マッチの擦り方を知らない。そんな子ばかりになってしまうのではないかと懸念している。現実、今の学校の調理室はオール電化システムになってしまった。もう手遅れかもしれない。


【きょうの一枚】落書きされたみかんと富士山。

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 孫娘の提案で、昼飯をデッキで食った。富士山のてっぺんは、あいにく笠雲に覆われて見えなかったが、見えなくてもいいやね。デッキで孫と一緒にランチできるだけでありがたい。
 ランチメニューは「沖縄そば」。きのう、生麺とスープをママが沖縄土産に買ってきてくれた。それにカミさんが作り置きして帰った野菜炒めを載せれば、インスタント「沖縄そば」の出来上がり。
 みかんは、カミさんがきのう、箱で買ってくれたもの。孫娘は何を思ったか、昨夜、箱からみかんをいくつか取り出してマジックで落書きしていた。写真のみかんは、そのうちの一つ。「豆太」というのは、孫娘お気に入りの犬のぬいぐるみの名で、私が、なんだこんなものというふうに尻尾を摘んで持ち上げると、「そんなことしないで!」と烈火の如く怒って取り上げる。
 このぬいぐるみ、よほどお気に入りと見えて、ベッドの枕元に常に守護神のように鎮座している。そこから隙間風が入って寒かろうにと忠告しても意に介さない。風邪ひいても知らないからね。


【書】「以還」いかん(No.882)

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 「それからのち。以来。以降。」(『旺文社漢字典』第2版)
 「以」は、もと、すきの形にかたどり、耜(し)の原字。借りて「もちいる」「もって」の意。のち、人を加えて今の字形になった。
 「還」の音符は、〓(かん=辶を取り除いた部分)。〓は葬儀のとき、死者の衣装の襟(えり)もとに死者の霊に力を添える玉(◯)において、上に生命のあることを証明する目をかく形で、死者が生き還(かえ)ることを願う儀礼である。還は死者が生き「かえる」ことを祈る意味であったが、辵(ちゃく=辶・辶。歩くという意味がある)を加えて、往還(行き帰り)の「かえる」という意味に使われるようになった。


【ディジタル画】『吾輩は猫である』 31(No.324)

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 寒月君と散歩に出かけた翌日のご主人の日記。その日記に、池之端の待合の芸者が羽根つきをしているシーンが出てくる。それを再現した。どことなく正月気分の華やかな感じがあって、いいね。
 きょうは、字を「いつもの手書きペン」ブラシの「カヌレ」で書いた。 


【タイムラプス】11月14日(日)10:22〜12:42の伊豆長岡の空。34秒。

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【新型コロナ】11/14(日)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→201(前週同曜日比 −38)
重症者数→83(前日比 −4)
累計死亡者数→18,324(前日比 +1)