【きょうの一枚】孫娘の手作りバースデーケーキ。
きょうは孫娘の13歳の誕生日。
ずっと前から日めくりカレンダーに自ら朱で旗を描いて、きょうを待ちわびていた。
私はケーキ屋に走ってケーキを買ってくる程度しか考えてなかったが、晩御飯を作る段になって、孫娘が自分でケーキを作りたいと言い出した。
その時点で晩御飯の買い出しは済ませてあったが、孫娘がどうしても自分でケーキを作りたい材料はこれこれだとスマホの写真を私に見せるものだから、もう一度同じスーパーにケーキの食材を買いに走った。
そこのスーパーでは「6」のつく日を「カメさんデー」と称して、65歳以上なら酒類以外の商品を全て10%offで提供してくれる。きょうがその日だということを孫娘も知っていて、頼み込めば二度三度往復してくれるだろうとちゃっかり読んでいた。
まんまと孫娘の術中にハマってしまった。おかげで買う予定のなかったバターといちご(紅ほっぺ)まで買ってしまった。
これなら出来合いのケーキを買った方が安く上がったかもしれない。でも、孫娘の「ケーキを作りたい」という気持ちを尊重することにした。まあ、ちょっと高めの教材費だと思えばいいや。
出来上がったケーキは、かき氷でいう「ブルーハワイ」のような色合いで、そんな色の食い物を食ったことのない私はとても食う気になれなかった。せっかくだから周りにいちごを並べたらと提案したが、いちごはいいのと却下された。
かくして、奮発して買ったいちごは、ケーキを飾ることなく、ことごとく孫娘の胃に収まったのでした。
【書】「加璧」かへき(No.884)
「贈り物をするときに璧(たま)を添えること。相手の徳をたたえる作法。」(『旺文社漢字典』第2版)
「加」は、力(りょく)と口とを組み合わせた形。力(耒=すきの形)に口(さい=神への祈りの文である祝詞を入れる器の形)をそえている形で、すきを祓い清める儀礼をいう。すきやくわなどの農具は、神に祈り、よく祓い清めてから使用しないと、秋に虫が発生して作物を食べると考えられた。
「璧」は、玉と音を表す辟(へき=ひらたい意→平)とから成る。
【ディジタル画】安井息軒(No.326)
江戸時代の儒学者。『吾輩は猫である』では、胃弱の苦沙味先生が胃病根治の按摩術をいろいろ試す中に、安井息軒も愛したといわれる術法が紹介される。その術法は「それはそれは残酷な揉み方」で、続いて「一度で閉口してやめにした」と本文にあるから、よほどの荒療治だったのだろう。胃弱に悩まされた漱石の、藁をもすがる思いがうかがえます。
輪郭をGペンで描き、「水彩&ぼかし」で彩色してある。字はGぺん(滲み)で書いた。
【タイムラプス】11月16日(月)8:34〜11:08の伊豆長岡の空。38秒。
https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227368076969833/?d=n
【新型コロナ】11/16(月)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→79(前週同曜日比 −28)
重症者数→85(前日比 ±0)
累計死亡者数→18,327(前日比 +1)