枯れ薄なびけスーパーカブ走れ（あ）

【きょうの一枚】藪に乗り入れた愛車カブ。

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　車庫に薪を放り投げるために、一旦カブを筋向かいの藪に避難させた。
　これを撮ったのは午後4時20分。それから1時間も経たないうちに辺りはすっかり暗くなってしまった。まさに「秋の日は釣瓶落とし」ですね。

【書】「六逆」りくぎゃく（No.881）

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　「人の道にはずれた六つの悪行。身分の低い者が貴族を妨げる、年少者が年長者をしのぐ、疎遠な者が親しい者の間を裂く、新しい者が先輩の間を裂く、小国が大国を攻める、みだらで人の道に反するの六つ。」（『旺文社漢字典』第2版）
　「六」は、小さなテントのような形の建物の形で、六を重ねた形が坴(りく)。この幕舎(ばくしゃ)の意味に用いられることはなく、その音を借りて数の六、「むつ」の意味に用いる。
　「逆」の音符は、〓(ぎゃく＝逆の辶を取り除いた形）〓は大(手足を広げて立つ人を正面から見た形)を逆さまにした形で、向こうから来る人を上から見た形。道を歩くという意味の辵(ちゃく＝辶・辶)を加えた逆は、進むとは逆の方向で、逆(むか)えるの意味となる。のち、逆は大を逆さまにした形であるから、順逆(順序が正しいことと逆であること)の意味に使い、すべて道理に反することを逆といい、「さからう、そむく」の意味に用いる。

【ディジタル画】薪を頼んだピザバス屋さん（No.323）

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　いよいよもってストックの薪が残りわずかとなった。それまで薪を頼んだピザバス屋さんからの連絡を待っていたが、待つのはもはや限界と、きのうピザバス屋さんに催促の電話を入れた。ところが、その電話にはうんともすんとも言ってこない。
　そして、きょうになって電話がかかってきた。しかし、私はそのとき出られず、帰宅して着信を知った。折り返し電話を入れたら、午後5時に配達に伺いたいがご都合はどうでしょうかと訊いてきた。先方も返答が遅くなったことを申し訳なく思っているふうだった。
　午後5時ですね判りましたと電話を切ったが、その5時になっても薪は到着しない。どうしたんだろうと、通ってくるはずの修善寺道路が見える角まで降りて見たら、上りの道路は車のライトがゆるゆる連なり、大渋滞の様相。遅延の原因はこれかと思いながらなおも待つこと30分。ようやく5時半になって薪を積んだトラックがやってきた。
　大渋滞にハマって遅くなりました申し訳ありません、とのこと。やはりそうだったか。
　辺りはとっぷりと日が暮れ、灯りのない車庫は真っ暗。そこで、USB充電式のランタンを持ち出し、車庫の入口にぶら下げた。助手席の、アルバイトらしき若い子とトラック荷台の薪をどんどん放り投げる。放り投げた薪を、ピザバス屋さんが去った後、独りで薪置き場まで運ぶ。見かねて孫が飛び出してきて薪運びを手伝う、わけがない。
　薪運びを終えて家に入ったら、「ずいぶんうるさかったね」とお兄ちゃん。トラックから車庫へ薪を放り投げるときのカーンコーンという音がうるさかったのだと言う。自分はネットゲームでギャーギャー吠えてるくせして。君たちの暖をとってやるための薪運びをうるさい呼ばわりするとは何事だ。もう薪をくべてやらないぞと喉まで出かかった言葉をグッとこらえる。それを言っちゃおしまいなのよ。ああ、長生きするもんじゃねえ。