【今日の一枚】薪置き場に積まれた薪。
きのう運ばれてきた薪を車庫に放り投げたままにしてあった。暗闇の中で作業する気にならず、あす明るくなってから薪置き場に運ぼうと思っていた。
車庫と薪置き場を往復すること32回。でも、これでやっと頼んだ半分の量です。もう半分は現地で乾燥させてから年明けごろ運んでくると、きのうご主人が言ってた。
去年はまだ十分に乾いていない薪を運んでもらった。孫がいたから無理してそうしてもらったが、それをそのままストーブに突っ込んだせいで、煙突掃除をシーズン2回もする羽目になった。
今年は独り身なのでそんな無茶はしない。乾燥しきった薪をくべることにする。これで今年は、シーズン途中に煙突掃除をするなんてことはないだろう。
往復した回数を32回だなんてよく数えていたと思うでしょ? なんのことはない、往復するたんびに庭の玉砂利を一つひとつ石段に並べていっただけのことです。
薪は箕に山盛りに抱えて運んだ。32回の往復はそれなりの運動量です。しかも石段上り下りだからまともに足腰にくる。はあはあぜえぜえ言いながらたっぷり2時間ぶっ通しでやりました。きのうに比べてきょうはガクンと気温が下がったけど、おかげでじわり汗をかきました。
そういうときは、ジャージーのポケットにケータイを忍ばせて、音楽を流します。薪運びとか草むしりとかの単純作業の場合はクラシックを流すことが多いかな。普段は別に好んで聴くジャンルではないんだけど。
孫に言わせると、何その変な曲、なのだが、歌詞がないから曲がそのまま頭にすーっと入って心地よい。やれ、指揮者は誰だとかの知識はない。比べるほどたくさん聴いてるわけじゃないし、知ったところで違いが判ろうはずがない。
例えばラベルのボレロ。私はカラヤン指揮のそれしか聴いたことがないから他の指揮者との違いが判らない。でも、それでいい。私は、たとえそれが誰の指揮によるものか判らなくても、楽器が奏でられていればそれでいいと思うタイプです。
でも、作業に影響しない程度に頭を流れる音楽は、確かに単純労働にめげない活力を与えてくれるようです。
【書】「席末」せきまつ(No.1,236)
「席順の下のほう。しもざ。②自分の座席をへりくだっていう語。⦅=末席⦆」(『旺文社漢字典』第2版)
「席」は、巾(きれ)と、音を表す〓(しょ。庶から灬を取り除いた形。「せき」は変化した音。敷く意→藉)とで、すわる場所に敷く布、「むしろ」の意を表す。ひいて、すわる場所の意に用いる。
「末」は、木の上部に一点あるいは一線を書いて、木の末端、こずえの意、ひいて「すえ」の意を表す。
【ディジタル画】『それから』 五の一(No.676)
代助に言われて、新橋駅から平岡新宅に家財道具を運ぶ書生・門野。
そのとき代助は家で読書をしていて、ふとイタリアの詩人、小説家、劇作家であるダヌンチオを思い出す。
この人は、生活の二大情調の発現は青色と赤色の二色にほかならないと考える人らしい。
「だから何でも興奮を要する部屋、即ち音楽室とか書斎とか云ふものは、成るべく赤く塗り立てる。又寝室とか、休憩室とか、凡て精神の安静を要する所は青に近い色で飾り付をする」のだそうだ。
確かに、部屋の壁の色によって落ち着いたり落ち着かなかったりすることはあるけれど、ほんとにその色に塗っちゃうわけ? まさか。
【タイムラプス】11月5日(火)5:55〜8:03の伊豆長岡の空。31秒。
【新型コロナ】11/5(火)23:55現在(Yahoo!より)
<国内>
新規感染者数→75,643(前週同曜日比 +31,018)
累計感染者数→22,634,769
死亡者数→47,042(前日比 +52)
<静岡県>
新規感染者数→1,134(前週同曜日比 +201)