【きょうの一枚】庭の沓脱石のカマキリ(蟷螂)
沓踏石は1階和室濡れ縁の下にある。これをどかして、ここにパーゴラを拵えようとした。
義兄が修繕の手伝いに駆けつけてくれたときのことである。そのとき義兄にたしなめられた。せっかく立派な沓踏石だからそのままにしておけ、と。実際、動かそうとしたがびくともしなかった。以来、そのときのままずっとそこにある。もちろん、パーゴラも作っていない。パーゴラは当時、作る気満々だったが、今は作る気など露もない。結果として孫と一緒に住むことになり、パーゴラの必要性はなくなった。必要なのはパーゴラではなく、孫の部屋である。
カミさんが来ると、調理洗濯掃除は助かるが、これでもかと叱言(こごと)が飛んでくるからやりきれない。
片栗粉はどこに仕舞った? と食ってかかる。そんなこと言われても私は片栗粉を使わないから知らない。知らないと答えると、何その言い方と突っ込んでくる。そういうときは、そら始まったと外へ避難して、庭木に絡まった蔓草を片付けたり、落ち葉を拾ったり、まとめて捨てるダンボールを紙紐で結えたりする。
で、物置から高枝切りバサミを取り出そうと沓踏石に足を乗せようとしたところ、そこにカマキリがいたのだった。石と同じ色なのでちっとも気づかなかった。
体長は80mmほど。触覚がやや短めなので、たぶんメスと見たがどうだろう。
メスでもオスでもどっちでもいい。要するにカミさんと顔を付き合わせなくて済むと思えば、それほど好きでもないカマキリとて、愛(う)いやつになるのである。
【書】「友朋」ゆうほう(No.880)
「友人。」(『旺文社漢字典』第2版)
「友」は、又(ゆう)と又とを組み合わせた形。金文の字形には、下に神への祈りの文である祝詞を入れる器の形(口=さい・曰=えつ)を加える形があり、口や曰の上に手をおいて誓いをたててたがいに約束することをいう。
「朋」は、数個ひもで通した財宝の貝を一対ならべた形をかたどる。転じて、肩を並べる「とも」の意に用いる。
「朋友」という言い方のほうが一般的かな。「友朋」だと、どうしても安藤百福のカップ焼きそばをイメージしちゃう。
【ディジタル画】『吾輩は猫である』 30(No.322)
猫のつまみ食いって、意外と大胆なのね。他所様に遠慮するところが微塵もないから、かえって潔い。
この場面は、寒月君とご主人が散歩に出た留守に、寒月君が食べ残した蒲鉾を失敬しているところ。
もわもわした猫の毛の質感がどうしても表現できない。
【タイムラプス】11月12日(金)6:35〜8:58の伊豆長岡の空。35秒。
https://www.facebook.com/1298610339/posts/10227342272564739/?d=n
【新型コロナ】11/12(金)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→215(前週同曜日比 +58)
重症者数→92(前日比 −4)
累計死亡者数→18,322(前日比 +4)