朱熹に「偶成」という詩がある。
「少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧桐已秋声」
意味は、
「若者はあっという間に年をとってしまい、学問はなかなか完成しない
(だから)少しの時間も軽々しく過ごしてはいけない
池のほとりの春草にまどろんで見た夢がまだ覚めないうちに
階段の前の梧桐の葉にもう秋風が吹いている」
そのうちの前二句を、子どもたちとのプレゼント交換のために用意した品物に直筆した。受け取った子が喜んでくれるかどうかは判らない。でも、手に取るだろうその子に、私なりの思いを込めたつもり。
人の人生は、「たまたま」が重なってできている。私がこうして伊豆で暮らすことになったのも「たまたま」だし、今の子たちと出会えたのも「たまたま」なら、自治会の手伝いをするようになったのも「たまたま」だ。
この先、どんな「たまたま」と出会えるかと思うと、なんだかワクワクする。この年になってもなお「学難成」なのは残念なことだが、反面、人生はいくつになっても「学難成」の状態なのだとの諦念もある。ずっと「学難成」が続いて、そしてある日、人生にピリオドを打つ。そのとき、「いい人生だった」と言えるような人生を、これから歩んでいこうと思う。
【今日の一枚】庭のナルキッスス・ブルドコディウム。
舌を噛みそうなこの名前、絶対覚えられない自信があったが、覚えていた。
5年前に学童の手伝いをしていたとき、職場のサブリーダーからいただいたひと苗を庭に植えたら、以来ずっとこの時期に花を咲かせる。花言葉は「自己愛」。いかにも、の花言葉ですね。
【書】「狐狼」ころう(No.629)
「①きつねと、おおかみ。②ずるくて人に害を与える者のたとえ。」(『旺文社漢字典』第2版)
「狐」も「狼」も常用漢字から外れているが、甲骨文の字形が面白かったので書いてみた。
「狐」の字形は尻尾に特徴があり、胴体のひょろ長いところから、なんとなく狐を想像できるが、「狼」は想像が難しい。「狼」に「良」のパーツが使われているのは、「朗」のように、おそらく音符として使われているのでしょう。
【タイムラプス】3月17日(火)5:42〜7:07の伊豆長岡の空。21秒。
https://www.facebook.com/100001436582002/posts/3880163312041517/?d=n
【新型コロナ】3/17(火)10:00現在(Yahoo!より)
新規感染者数→695(前週同曜日比 +95)
重症者数→327(前日比 -1)
累計死亡者数→8,632(前日比 +38)