いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

うららかや兄妹の泥団子(あ)

午前9時、公民館に顔を出す。奥のテーブルの室で自主防災の会議が行われていて、新区長と新副区長はそこへ出ていた。私は一言挨拶をくれて事務室で会議の終わるのを待つ。

会議を終えた新区長が事務室へ入って来て、先日の作業の続きをやるにあたって去年の会計資料を確認したいと私に言う。そこで、持って来たバッグを間違えたことにはたと気づいた。

引き継ぎ時に預かった去年の会計資料のバッグではなく、出勤に持ち歩いていたやつを持って来ていた。それで、資料を取りに一旦家に戻る。最近、どうもこういう二度手間が多い。

作業にひと段落ついたところで、今日はここまでにしましょう、と言う区長に従い、玄関を出ようとしたら、老人会の副会長さんと一緒になった(老人会は自主防災のあとに打ち合わせをしていた)。何気なく「公民館に囲碁サロンみたいなのがあるといいですね」と私が言うと副区長さんは、「以前はあったんだけどね。だんだんやる人がいなくなって、いつの間にかなくなっちゃったよ。そうだ、そのときの主ですごく碁の強い人がこの近くに住んでるんだけど……、今、時間ある?」(あります)「あっ、そう。じゃあ、今から行こう。紹介するよ」。

ということで、とんとん拍子に碁の強いお宅へ案内された。

老人会の副会長さんは、勝手知ったる我が家のようにずかずかとそのお宅に上がり込んで、居間でテレビを見ていた碁の方に、新しい会計の◯◯さんと、私のことを紹介した。

碁の方の年齢を聞いてびっくりした。92歳だって。とてもそういうふうには見えない。ゴルフが好きで今もコースを回ると聞いてなおびっくり。先の太平洋戦争では、零戦に乗って活躍したと聞いてもっとびっくり。

見るからに矍鑠(かくしゃく)として、碁の腕前も相当な様子。「いつも暇ですから、いつでも声をかけてください」とおっしゃっていただき、互いに電話番号を交換。

なんだか、思わぬ展開になってきました。ひょんなことからひょんなお付き合いが始まりそうです。どうしましょう。

 

【今日の一枚】じゃがいも・小玉ねぎ・エリンギ・ベーコンの白ワイン煮。

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カミさんがじゃがいもと小玉ねぎを置いていったので、それを使って孫にダッチオーブン料理を作ってやろうと思った。

取っ手をはずした鍋に、

①半分に切ったじゃがいも、鶏卵大の小玉ねぎを5個入れ、

②短冊切りした大小二本のエリンギと、買い置きしておいたベーコンを適当にカットしてフライパンで炒め、

③それを鍋に加えて、水と白ワインをどばどば注ぎ、

④さっと和風だしを振りまいて、アルミホイルで落とし蓋をし、

⑤あとはダッチオーブンに鍋を入れ、蓋をして薪をくべる。

⑥薪をくべて、30分ほど暖をとればできあがり。

さて、お味の程は。

孫の食レポによると、ワイルドながら白葡萄の甘さが染み込み、じゃがいももほくほくで、小玉ねぎもぺろりんと皮がむけて、なかなかの美味と好評。

なんとも小生意気な食レポだが、これは、TikTokの影響か。自分でも初めてにしては、それなりの仕上がりになったと思う。さしずめ☆4つ、といったところかな。

 

【タイムラプス】撮り忘れた。