夕方、カミさんがやってきた。
孫娘も一緒かな、と思ったら違った。孫娘は一週間後に来るという。
友達と会う約束をしてるのかな。
それとも、預かってるお年玉を取りに来るのかな。
いずれにしても、また一週間後に来るなんて、ご苦労なこっちゃ。
湯豆腐にトッピングするネギがない。と気づいて坂下のスーパーまで買いに行こうと思ってたんだ。
よかった、家を空けなくて。
【きょうの一枚】グランドゴルフ。
４月に行われる会合の名簿を作ろうとしていたらケータイが鳴った。グランドゴルフのお誘いである。
ステッキとボールは用意するから、体だけ持ってきてくれればいいという。それで練習会場のグランドに出向いたら、いるいる、いつもの賑やか連中がたくさんステッキを振っていた。
メンバー集めに困ってるふうだったから助け舟を出すつもりで名前だけ登録した。そうしたら、早速お誘いがかかった。
やってみた。面白い。ゴルフはやったことないけど、やり方はゴルフに似てる、らしい。穴を掘らずに旗の下を通すみたい。ゲートボールとゴルフを混ぜたみたいなもんか。
旗のそばまでボールを転がすことができても、そのあとの力加減が難しい。弱すぎるとゲートを通過しないし、かといって強すぎると通過してしまう。
その点、賑やか連中はさすがにうまい。よくコツを覚えてる。それで、初めてにしては上手いじゃないのとかなんとかおだてる。私も調子こいてエイやとステッキを振るうから、勢いがつきすぎてゴールを通過してしまう。
そうか、強く打たせるためにわざとおだて上げてたんだな。今気づいた。
平らなダートだからすっ転ぶ心配はない。その点は安心。ゴルフのようにアップダウンをえっちらおっちら移動する必要もなく、お金もかからない。
適度な運動量で、お年寄りにはうってつけのプレーゲームかもしれない。どうせ暇を持て余してるんだから、おしゃべりを楽しみながら体動かしてればいいんだよ。
そういえば、青森の親父もお袋もゲートボールであちこち駆け回っていたっけ。
まあ、声がかかったらやらないわけにはいかない。４月からは晴れて自由な身になるんだし、80を過ぎたお爺ちゃんおばあちゃんがやってるんだもの……やるしかないら。
そういう年回りになったんだな。どれ、私もマイ・ステッキを用立ててそいつを振り回すとするか。
【書】「塁」ルイ・とりで(No.1,710)
土と畾(ライ・ルイ。かさねる意)とで、土を重ねて築いた「とりで」の意を表す。常用漢字は省略形による。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その69(No.1,150)
「寺子屋」をイメージした。なんてことはない、今でいうフリースクールだな。
昔は学校へ行かないと不安で仕方なかったが、今は違う。好き勝手な時間に登校して好き勝手な時間に下校する。そう、無理して学校に行くことはないよ。学ぶ場所は学校以外にいくらでもある。
坊つちやんだったら、そう言うんじゃないかな。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.430)
明治の錦絵。
基本は、いつの時代も「読み書き算盤」。
【タイムラプス】令和6年3月13日(水)6:55〜9:00の伊豆長岡の空。31秒。
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