【きょうの一枚】額縁に収まった絵、というかオブジェ。
公民館のエアコンを、市から補助金をいただいてガス式から電気式に替えた。
その工事が完了し、市の人が最終点検にやってきた。
そのとき、階段を上る脇に額縁に収まったこの絵があった。
誰の絵だろう。
と思って額縁の横を見たら、そこに画鋲で名刺が張られてあった。その名刺の住所は旧町名のままだった。
絵、というかオブジェですね。葉っぱが何枚も重なって立体的になっている。それでかどうか知らないけど、額縁全体が重そうで、それで紐で吊るされた額縁の下に座布団のついた受金具で止めてあった。
きれいに飾られてある。地元の方の作品だろうね。
この地区には、ほんと、いろんな才能をお持ちの方がいらっしゃる。私も負けずに励まなければ。
でも、いいですね。こういうのがあると刺激になる。
と、扉の開いた玄関の外で、子供たちがネットゲームに夢中になっている。
その光景を見て、市の職員が奇しくも言った。
「子供たちの歓声が響き渡る公民館って、いいですね」。
私もそう思う。
別にそういうふうに仕向けたわけじゃないけれど、自然に子供たちが集まるようになった。
ここから、どういう文化が育っていくか判らないけれど、こういうふうにしたいと大人が考える、のじゃない公民館のあり方についていろいろ考えさせられた。
公民館を、お年寄りが集う場所というだけじゃなく、子供たちも一緒に集える場所にしたいですね。できれば自然にそうなるといい。
【書】「簞」タン・はこ(No.1,701)
竹と、音を表す單(タン。まるい意→団)とで、竹で編んだまるい容器の意を表す。(『旺文社漢字典第二版』ディジタル版)
【ディジタル画】『坊つちやん』その60(No.1,141)
祝勝会に生徒を引率することになった坊つちやん。
その坊つちやん先生の生徒評。
「生徒は小供の上に、生意気で、規律を破らなくては生徒の体面にかゝはると思つてる奴等だから、職員が幾人ついて行つたつて何の役に立つもんか。命令も下さないのに勝手な軍歌をうたつたり、軍歌をやめるとワーと訳もないのに鬨の声を揚げたり、丸で浪人が町内をねりあるいてる様なものだ」。
と、なかなか手厳しい。てか、生徒というのはいつの世もこんなふう。
全集注解の「軍歌」の欄に「廣瀬中佐」が出てくる。日本初の「軍神」として崇め奉られたお方だ。
♪杉野はいづこ 杉野はいづや♪の文部省唱歌で広く知られる。
廣瀬は、部下の杉野が自爆弾薬に点火するために行って未だ戻っていないことに気づいた。第2回旅順港閉鎖作戦のことである。そして逃げ遅れて戦死した。享年35。
令和の時代、私は今その倍の年を生きている。
【昭和の風景】『東海道中膝栗毛』(No.421)
明治の錦絵。
頬を薄紅でさっと掃くのを忘れた。が、それもまたよし。透き通るような肌が逆に美人顔に見せている。
【タイムラプス】令和6年3月4日(月)7:56〜10:21の伊豆長岡の空。34秒。
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