いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

食卓の大葉天ぷら夏逝けり(あ)

 バイクで転けたときの傷口が塞がらない。

 時間の問題で塞がると思って、貼る絆創膏を一回り小さいものにしたが、ちと早とちりだったかも知れない。

 きょう(9/12)シャワーを浴びたら、垢擦りに血痕がついていた。肩の傷だと思う。見えないからよく判らない。

 絆創膏は貼らない。よく見えないこともある。幸い、シャツに付着しないから風で乾かして瘡蓋ができるのを待つことにする。

 まだ絆創膏が必要なのは、右肘。肘は曲げ伸ばすから、病院で処方された薬を塗って絆創膏を貼っている。ここは3針縫ってもらったところ。

 折れた骨はまだ引っ付かない。それでも来月までには引っ付くと思っている。

 でも、折れた状態で草むしりしてるんじゃ、完治にはもう少し時間がかかるかも知れない。

 

【きょうの一枚】大葉の天ぷら。

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 穂に花が咲いていた大葉を庭から摘んできて天ぷらに揚げた。揚げたのはカミさん。私は食う専門。

 「今、軒並み野菜が高いから」とカミさん。よく見つけるなあ。全然気づかなかった。

 柔らかいところは虫に食われて穴だらけになっていた。それを「まだ食べられるわよ」と言ってボールに小麦粉を溶いて衣を作る。

 が、揚げたての天ぷらは何たって旨い。野の香がつんと鼻をついて箸が進む。

 「揚げたてはね、塩をかけて食べるのよ」。塩ならあるよ戸田の塩。

 塩と言ったら戸田の塩。それだけで、途端に我が家の食卓は小料理屋に代わります。おい女将ちょいと一本つけてくれ。

 

【書】「誕」タン(No.1,527)

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「言と延(エン。タンは変化した音。ひきのばす意)とで、ことさらに事実をひきのばし誇大に言う意を表す。借りて、うまれる意に用いる。」(『旺文社漢字典第2版』) 

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』松本の話二(No.967)

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 市蔵(須永)がまだ学校を出ないある時、叔父の松本の家を訪ねる。そうして、松本の娘の部屋で、娘の開いていた女の雑誌の口絵を見る。

 当時の文芸誌・婦人誌には、美人の写真を口絵に掲げることがよくあったらしい。市蔵はそれを見ていた。が、見てはいたけど、「たゞの写真として眺めてゐた」。そう本文にある。雑誌に載るほどの美人でも市蔵には心ときめくものでもなかったようだ。

 

【昭和の風景】東海道五十三次「見附」色付き。(No.247)

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 色付けの作業があるので塗り絵と言っている。

 描いてて何だが、塗り絵はそんなに楽しくない。

 やはり楽しいのは、歌川広重の描いた構図を模写すること。そこに数えきれないほどの学びがある。

 何であんな構想を思いつくのかと感服する。模写して初めて気づくことが無尽蔵にある。それを掘り起こすのが実に楽しい。

 私にとって塗り絵は、あくまでおまけに過ぎない。

 

【タイムラプス】令和5年9月12日(火)6:36〜8:49の伊豆長岡の空。32秒。

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