いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

揺れて夏ローカル線のまっしぐら(あ)

 ブログで退院したことをしたためたら、いろんな方面から「おめでとう」の電話やメールが届いた。

 週1回やってくる移動スーパーを利用する方に、久々に元気になった姿を見せようと思って公民館に出かけたら、ここでもまた「おめでとう」と言われた。

 こういう温かい眼差しが、じわり心に沁みる。いいなあ、こんな人懐こい里に暮らすことが出来て、知らず心がほっこりする。

 住めばいろんなことがある。ゴミの出し方ひとつとっても気にそわない出し方をする住民もいる。腹が立つやら忌々しいやらで気分が晴れないが、仙厓和尚じゃないけれど「気に入らぬ風もあろうに柳かな」でやり過ごす。

 8/26に俄退院した。

 リハビリを兼ねて歩くことを心掛けたら、途端に脹脛が攣った。攣って、病院にいる間(20日間)ずっと体を動かしていなかったことに思い至った。何やってんだかなあ。

 リハビリで元の体に戻すには長いこと時間がかかる。でも、リハビリを意識して歩かないと、いつの間にか歩くのさえ忘れてしまう。人間は、歩かなくなるとトイレに立つにも風呂場へ行くにも動けなくなってしまう。これではいけない。一人で生活するなんて豪語できない。

 リハビリ治療はのんびりしているようにみえて、とても大事なことだというのが判る。

 これからもう少し生きながらえるつもりなら、体を動かすことに「如くは無し」だな。

 

【きょうの一枚】ローカル単線。

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 一直線にローカル線が進む先は温泉で有名な修善寺。

 修善寺は昔から有名な温泉場だが、実際の温泉場は駅からさらに山奥へ入ったところにある。

 たまたま電車が通り過ぎたばかりなので、これ幸いと踏切の真ん中に立ってパシャ。これはローカル単線だからできる。

 電車に乗っていると結構揺れているのが判るが、こうして線路だけ見ると、真っ直ぐに伸びて電車が揺れるようには見えない。でも揺れる。スマホでブログが打てないほど揺れる。

 

【書】「寿(壽)」ジュ(No.1,512)

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「耂(老の省略形)と、音を表す〓(チュウ。壽から士を取り除いた形。ながい意→疇)とで、ながいきをする意、ひいて、めでたい意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』) 

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』二十二(No.952)

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 鎌倉・材木座の別荘に宿した一行は、船遊びと称して小坪の海岸へやってきた。そこから漁船に乗って沖へ出ようというのである。

 船を出してくれる手筈になっている家まで行くと、「戸口に杓子が一つ打ち付けてあつて、夫に百日風邪吉野平吉一家一同と書いてあるので……」とある。

 戸口に杓子が打ち付けてあるのは、当時の風習の一種かと思ってネットに当たったが、それらしい答えは見られなかった。で、イメージが湧かず、挿絵にしようと思っていたのに挿絵を描くのを諦めた。

 でも、ネットに説明はないけど、戸口に杓子を打ち付けるのには、それなりに理由がありそうだ。

 気になるけど、それを解明する時間がない。世に出て働いている人は、みんなそうなんだろうな。

 それを解き明かすのは、腐るほど時間のある老人の役目かもしれない。 

 

【昭和の風景】東海道五十三次「岡部」白黒。(No.232)

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 一回で色付までやろうと思ったけど、やっぱ時間が取れなかったわ。急ぐ旅でもあるめえから、色付けは次に回す。

 

【タイムラプス】令和5年8月28日(月)6:04〜8:14の伊豆長岡の空。32秒。

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