いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

日盛りを逃れて影の人となる(あ)

 退院する時に痛み止めの薬を処方してもらった。

 退院してから朝昼夕食後、愚直にそれを服用している。

 朝昼夕食前は糖尿の薬、食後は痛み止めの薬と、毎日薬漬けの生活を送っている。

 退院してからは念願の晩酌を復活させた。のはいいが、痛み止めの薬を飲み忘れるといけないと思って、焼酎お湯割グラスの横に薬(3粒)を置くようになった。

 寝るときにそいつを水で飲み流すのだが、夜中に目を覚まして咳き込むと、その痛み止めが効かないことが判った。

 折れた鎖骨周りの肉はジンジン痛むし、横隔膜が刺激されてかどうか痰が絡む。呼吸が苦しい。それでも思い切り咳払いすると、今度は嘔吐がやってくる。暫く安静を心がけても嘔吐は治らない。

 暑くて寝苦しいせいかなと思って寝室ドアを少し開けて風を入れてみた。が、症状は変わらない。

 でも、ひんやりした外気を部屋に入れ、虫の音がチチチと囁けば、確実に秋が来ていることを感じずにはいられない。

 しばしベッドに横になって白んでゆく窓の景色に目をやりながら耳を澄ます。

 暑い暑いと騒いでいるのは人間だけで、自然はしっかり秋の気配を告げているんだな。

 

【きょうの一枚】市役所。

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 よんどころない用事があって市役所に出かけた。

 ふと車庫を見ると、すっ転んだバイクがそのまま放置されてあった。が見た感じ、大した損傷もなく乗って乗れないことはない。ガソリンもたっぷり入ってる。

 でも、またがったら多少ふらふらした。まだすっ転んだ時の恐怖が幾分残っているのかもしれない。それで何となく事故を起こした坂を通らないことにした。

 途中、三針縫った肘に貼る絆創膏を買おうと100円ショップに寄る。

 病院の先生に絆創膏を手に入れるにはどうしたらいいでしょうと訊いたら、先生は、「絆創膏なんて、100円ショップに行けば、大小さまざまなのがよりどりみどり取り揃えてあるよ」とおっしゃった。その時は聞き流したが、後で考えてみて、はて、どうして先生はそのことを知っているんだろうと不思議に思った。

 今や何でもかんでも品数豊富な100円ショップだけど、まさか絆創膏もそうだとは知らなかった。しかも品数が豊富なことといったらない。選ぶのに一苦労した。

 

 【書】「綬」ジュ(No.1,513)

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「糸と受(ジュ。うける意)とで、印章や佩玉(ハイギョク)を受けておびるひもの意を表す。」(『旺文社漢字典第2版』) 

 

【ディジタル画】『彼岸過迄』須永の話二十三(No.953)

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 一行六人の船遊びの獲物は「蛸」だった。それと知って、千代子と百代子の姉妹は吹き出す。

 船でタコ釣りかあ、やったことないなあ。

 

【昭和の風景】東海道五十三次「岡部」色付き。(No.233)

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【タイムラプス】令和5年8月29日(火)6:49〜9:07の伊豆長岡の空。34秒。

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